
折りたたみスマートフォンは年々進化を続け、Galaxy Z FoldシリーズやPixel Foldシリーズなど人気モデルも増えています。一方で、新たな調査では「折りたたみスマホは他のスマートフォンよりも価値が下落しやすい」という興味深い結果が明らかになりました。
高価格帯の端末だからこそ、購入を検討しているユーザーにとっては気になるデータと言えそうです。
発売から1年で平均70%価値が下落
英Compare and Recycleが公開した調査によると、折りたたみスマートフォンは発売から12か月で平均70%も価値が下落することが分かりました。

調査対象となったSamsungのGalaxy Z FlipシリーズやGalaxy Z Foldシリーズ、GoogleのPixel Foldシリーズはいずれも、発売から1年以内に少なくとも57%価値が下落。中には80%以上値下がりしたモデルもあったとしています。
これは同じメーカーの一般的なフラッグシップスマートフォンと比べても、10~15%ほど価値の下落幅が大きいとのことです。
高価格モデルほど値下がり額も大きい
折りたたみスマートフォンはもともとの価格が非常に高いため、下落率だけでなく金額ベースで見ても大きな差になります。
例えば英国での販売価格は949ポンドから2,000ポンド以上と高額で、平均的な下落率でも1年で1,000ポンド以上価値が失われるケースがあると報告されています。
仮にGalaxy Z Fold 8 Ultraが平均的な70%の下落率となれば、発売価格1,899ポンドに対して、わずか1年で1,300ポンド以上価値が下がる計算になります。
人気は拡大する一方で中古市場は慎重
一方で、折りたたみスマートフォンそのものの人気は高まっています。
調査では、この1年間で折りたたみスマートフォンへの関心が360%増加したとされており、市場としては成長を続けている状況です。
しかし、中古市場ではディスプレイやヒンジの耐久性に不安を感じる購入者が依然として多く、それがリセールバリューの低さにつながっている可能性があると分析されています。
調査を行ったCompare and Recycleは、折りたたみ技術がさらに成熟し、市場の需要が安定するまでは、「長期的な資産」としてではなく、価値が下がりやすい高級ガジェットとして考えるべきだとしています。
性能への評価と資産価値は別問題
今回の調査はあくまで中古市場での価値推移を分析したものであり、製品そのものの品質を評価したものではありません。
近年の折りたたみスマートフォンは耐久性が大きく向上しており、実際の使用で大きな問題が発生するケースは以前より少なくなっています。
とはいえ、高額な端末を購入する際にリセールバリューを重視するユーザーにとっては、折りたたみスマートフォンは一般的なフラッグシップモデルよりも資産価値が下がりやすいことを念頭に置いておいた方がよいかもしれません。


