
ソニーが中南米地域のPlayStation Storeにおける価格表示を変更することを発表しました。これに伴い、一部の国ではダウンロード版ゲームの価格が実質的に上昇する可能性があり、今秋発売予定の「GTA 6」も影響を受けるとみられています。
場合によっては、ダウンロード版よりもパッケージ版の方が安く購入できるケースが増える可能性もありそうです。
中南米のPS Storeが現地通貨表示へ
ソニーは8月20日から、中南米の一部地域でPlayStation Storeの価格表示を現地通貨へ切り替えることを案内しています。
これまでメキシコやホンジュラスなどでは米ドル建てで価格が表示されていましたが、今後はそれぞれの現地通貨でゲームを購入できるようになります。
現地通貨表示への移行自体は、価格を分かりやすくするというメリットがありますが、一方で採用される為替レートが実勢レートよりも高めに設定されているとの指摘も出ています。
実質的な値上げになる可能性も
例えばメキシコでは、PlayStation Store内で利用される換算レートが「1ドル=20.50メキシコペソ」となる一方、市場の為替レートはおよそ「1ドル=17.50メキシコペソ」とされています。
この差がそのまま価格へ反映された場合、ダウンロード版ゲームはこれまでより割高になる可能性があります。
もっとも、税込価格をあらかじめ表示することで最終的な支払額との差を小さくする可能性もあり、実際の価格設定については今後の正式な運用を見守る必要があります。
GTA 6ではパッケージ版が有利になる可能性
こうした価格変更によって、11月19日に発売予定とされる「GTA 6」のPS5版にも影響が及ぶ可能性があります。
特にパッケージ版は販売店ごとの価格競争があるため、ダウンロード版より安価に予約・購入できるケースが増える可能性があります。
実際にフランスでは、すでに一部小売店がパッケージ版の予約価格を値引きして販売しており、同様の動きが他地域へ広がる可能性もあります。
なお、GTA 6のパッケージ版はゲームデータをダウンロードする「コードインボックス」形式になるとの情報もありますが、それでも販売店ごとの価格競争が働く点はダウンロード版にはないメリットといえるでしょう。
ディスク版の価値が改めて注目される可能性
近年はダウンロード版を選ぶユーザーが増えている一方で、今回のようにデジタル版の価格が割高になるケースでは、パッケージ版の価格面での優位性が改めて注目されることになりそうです。
なお、今回の価格表示変更はすでに現地通貨を採用しているブラジルには適用されません。
地域によっては今後、デジタル版とパッケージ版の価格差がこれまで以上に広がる可能性もあり、GTA 6のような大型タイトルでは購入方法を慎重に検討するユーザーが増えるかもしれません。


