
Appleは7月13日、iPhone向け次期OS「iOS 27」のパブリックベータ版の提供を開始しました。正式版は9月のリリースが予定されていますが、一般ユーザーも一足早く新機能を試せるようになっています。
今回のアップデートでは、新たに「Siri AI」が登場するほか、Apple Intelligenceを活用したAI機能やパフォーマンス改善など、多数の新機能が追加されています。
Siriが大幅進化、「Siri AI」へ
iOS 27で最も大きな変更点は、従来のSiriが「Siri AI」として大幅に刷新されたことです。
ChatGPTのように自然な会話を続けられるようになり、Web検索にも対応。さらに、メッセージやメール、写真、カレンダー、アプリなどユーザーの情報を活用しながら、より高度な操作を実行できるようになります。
例えば、以下のような操作が可能になるとされています。
- メールや写真、ファイルを条件指定で検索
- 不要な写真やメール、メッセージの削除
- レシピサイトの材料を買い物リストへ追加
- 連絡先情報の更新
- 保存済みパスワードの検索
- 画面に表示されている内容について質問
また、音声だけでなく、画面中央からスワイプして文字入力でSiriと会話することも可能です。
なお、Siri AIをはじめとする多くのAI機能はApple Intelligence対応のiPhone 15 Pro以降で利用できます。
動作速度も全体的に向上
iOS 27では、体感できるレベルで動作速度も改善されています。
Appleによると、アプリの起動やアニメーション、AirDropの転送速度が高速化されているほか、カメラの起動やキーボードの表示、ホーム画面の切り替えなどもよりスムーズになっています。
また、iMessageの同期精度向上や、Wi-Fiとモバイル通信の切り替えがより自然になるなど、細かな使い勝手も改善されています。
これらのパフォーマンス向上はAI対応機種以外のiPhoneでも利用できます。
Apple Intelligenceの新機能が充実
AI機能もさらに強化されています。
「Visual Intelligence」では、カメラを通して映した料理の栄養価を調べたり、レシートを読み取って割り勘金額を計算したりできるようになります。
また、「Write with Siri」では、文章作成や文章の添削、文体の変更などをAIがサポートします。過去のメールやメッセージを学習し、自分らしい文体で文章を作成する機能も搭載されています。
写真アプリの「クリーンアップ」機能も進化し、不要な人物や物体をより自然に削除できるようになったほか、AIを使って写真の構図変更や背景の拡張も可能になります。
SafariやホームアプリもAI対応
Safariでは、自然言語で指示するだけで独自の拡張機能を作成できる新機能が追加されました。
例えば、「現在のページの引用をコピーする」「文字サイズを14ポイント以上にする」「90年代風のデザインに変更する」といった指示をAIが理解し、自動で拡張機能を生成します。
さらに、タブの自動整理やWebページの更新監視機能も利用できます。
ホームアプリでは、HomeKit Secure Video対応カメラで2K・4K録画が可能になったほか、AIが映像の内容を文章で説明したり、自然な言葉で録画映像を検索したりする機能も追加されます。
AirPodsやショートカットも進化
AirPods向けには新しいイコライザー機能が追加され、低音・中音・高音を好みに合わせて細かく調整できるようになります。
対応機種はAirPods 4、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3、AirPods Max 2です。
また、ショートカットアプリも大幅に使いやすくなりました。
「こんなショートカットを作りたい」と自然な文章で伝えるだけでAIが自動生成し、その後も追加の指示で簡単に編集できます。
ベータ版ならではの注意点も
Appleは今回のパブリックベータについて、過去のベータ版と比べても比較的安定しているとしています。
ただし、正式版ではないため、不具合が残っている可能性があります。メインで使用しているiPhoneへのインストールは慎重に判断し、導入前には必ずバックアップを作成しておくことが推奨されています。
正式版のiOS 27は9月に配信される見込みです。AIを中心に大きく進化した今回のアップデートは、対応するiPhoneユーザーにとって注目度の高いものとなりそうです。

