
Googleの次期スマートフォン「Pixel 11」シリーズが、米連邦通信委員会(FCC)の認証を取得したことが明らかになりました。認証資料からは、シリーズ全体の通信機能に関する情報が判明しており、特に長年採用されてきたSamsung製モデムからMediaTek製モデムへ切り替わることが改めて確認されています。
これにより、Pixelシリーズで指摘されてきた通信品質や電力効率の改善が期待されています。
5つのモデルがFCC認証を取得
FCCの認証資料には、「GPQQ7」「GUJ0N」「G7SWN」「GBC0H」「G4HCD」の5つの型番が「Phone」として登録されています。
これらはPixel 11シリーズの各モデルに対応するとみられ、すでに認証を取得していた「Pixel 11 Pro Fold」と合わせて、Googleの新製品ラインアップがほぼ出そろった形です。
正式な製品名は記載されていませんが、認証内容から各モデルの仕様の違いも見えてきました。
Samsung製モデムからMediaTek製へ変更
今回の認証資料で最も注目されるのは、GoogleがSamsung Exynosモデムの採用を終了し、MediaTek製モデムへ移行することが確認された点です。
この変更については以前から複数のリーク情報で報じられていましたが、FCC資料によって信ぴょう性がさらに高まりました。
Pixelシリーズではこれまで、一部ユーザーから通信が不安定になる現象や電波の掴みづらさ、待機時のバッテリー消費の大きさなどが指摘されてきました。
新しいMediaTek製モデムの採用により、通信の安定性や電力効率が改善されることが期待されています。
Proモデル限定の機能も継続
FCC資料によると、Pixel 11シリーズ全モデルで5G通信、Bluetooth、Wi-Fi 6以降の規格、ワイヤレス充電、さらに衛星通信を利用したメッセージ機能に対応することが確認されています。
一方で、モデルによって一部機能には差が設けられるようです。
5機種のうち3機種には、近距離通信や位置検出に利用されるUltra Wideband(UWB)と、スマートホーム機器向け通信規格「Thread」が搭載されます。
前世代でもこれらの機能は上位モデル限定だったことから、今回もPixel 11 ProとPixel 11 Pro XLに搭載される可能性が高いとみられています。
また、型番「GPQQ7」「G7SWN」「GBC0H」の3モデルのみが高速な5Gミリ波(mmWave)通信に対応することも判明しました。
発表は8月が有力
GoogleはPixel 11シリーズを8月に正式発表するとみられており、今回FCC認証を通過したことで発売に向けた準備は最終段階に入ったと考えられます。
今回の認証資料にはデザインやカメラに関する新情報は含まれていませんが、通信関連のハードウェアが大きく刷新されることが確認された点は大きな注目ポイントです。
Pixelシリーズでは近年、通信品質に関する不満がたびたび指摘されてきました。そのため、MediaTek製モデムへの変更が実際に通信の安定性やバッテリー持続時間の改善につながれば、Pixel 11シリーズの使い勝手は大きく向上する可能性があります。
正式発表では、新しいTensor G6チップと合わせて、こうした通信性能の進化についても詳しく紹介されることになりそうです。

