
シャープが先日正式発表した最新フラッグシップスマートフォン「AQUOS R11(SH-M35)」。そのGeekbenchにおけるCPUベンチマークに続き、今回初めてGPUのベンチマークスコアが発見されました。
先日当サイトでは、AQUOS R11に搭載されている「Snapdragon 8s Gen 4」が、通常版からコアが2つ削られた6コア(ヘキサコア)仕様となっており、他社の通常版Snapdragon 8s Gen 4搭載機と比べるとCPUベンチマークスコアが劣る点についてお伝えしたばかりです。
しかし、今回明らかになったGPUスコアを含めて前世代モデル「AQUOS R10(SH-M31)」と比較したところ、CPU性能の伸びは緩やかである一方、グラフィック処理(GPU)性能においては圧倒的な進化を遂げていることが判明しました。
CPU性能の進化はマイルド:2コア削減の影響か
AQUOS R11は、スペック上は前作AQUOS R10の「Snapdragon 7+ Gen 3」から、フラッグシップ級の「Snapdragon 8s Gen 4」へと大きなステップアップを果たしています。しかし、実際のCPUベンチマークスコア(中央値付近)を比較すると、その差は劇的なものとは言えません。
- AQUOS R11(SH-M35)
- シングルコア:1,900前後
- マルチコア:5,300〜5,400前後
- AQUOS R10(SH-M31)
- シングルコア:1,800前後
- マルチコア:4,700〜5,000前後
シングルコア性能、マルチコア性能ともに前作から向上してはいるものの、世代交代のインパクトとしてはやや控えめな印象を受けます。これは先述の通り、通常版から2つのコアがオミットされた「ヘキサコア版」のチップが採用されていることが影響しているとみられます。
初めて見つかったGPUスコアは「爆上がり」

CPU性能が落ち着いた進化に留まった一方で、今回初めて発見されたAQUOS R11のGPUベンチマーク(OpenCL)は、驚きの数値を叩き出しています。
- AQUOS R11(SH-M35)のGPUスコア(OpenCL):
13,642 - AQUOS R10(SH-M31)のGPUスコア(OpenCL):
8,100〜8,200前後
前作AQUOS R10のOpenCLスコアが8,100点台であったのに対し、AQUOS R11は13,642点を記録。約65%以上という驚異的な性能向上を果たしていることがわかります。
まとめ:ゲームや映像処理では確実な恩恵
他社の通常版Snapdragon 8s Gen 4機と比較した際には、CPU性能の面で一歩譲る形となっていたAQUOS R11。しかし、前世代のAQUOS R10からの純粋なアップグレードとして見れば、少なくともグラフィック処理性能においては比較にならないほどの大きな進化を遂げています。
3Dゲームの快適さや、写真・動画編集といった高負荷なグラフィック処理を求めるユーザーにとって、今回のAQUOS R11は非常に魅力的な進化を遂げた一台と言えそうです。


