
Appleの次期フラッグシップモデル「iPhone 18 Pro」の価格が、現行モデルから大幅に引き上げられる可能性が出てきました。背景にあるのは、世界的なDRAMやNANDフラッシュメモリの供給不足と価格高騰です。
先日、Appleのティム・クックCEOもメモリ価格上昇の影響を認めており、今秋発表が見込まれる新型iPhoneシリーズの価格設定に注目が集まっています。
Appleも避けられないメモリ価格の急騰
近年はAI向けデータセンター需要の拡大により、高性能メモリの需要が急増しています。主要メモリメーカーは利益率の高いサーバー向け製品の生産を優先しており、その影響でスマートフォン向けメモリの供給が逼迫している状況です。
こうした流れを受けて、Appleのティム・クックCEOは今週、メモリコスト上昇が製品価格に影響を及ぼす可能性を認めました。ただし、どの製品がどの程度値上げされるのかについては現時点で明言を避けています。
業界調査会社の分析によると、今秋までにDRAMとNANDフラッシュの価格は前年同期比で約4倍に達する可能性があるとされています。
iPhone 18 Proの部品コストは25%増加との試算
調査会社TechInsightsによる試算では、iPhone 17 Proに搭載される12GBメモリのコストは約39ドルだったのに対し、iPhone 18 Proでは約145ドルまで上昇する見込みです。
さらに256GBストレージも、従来の約13ドルから約51ドルへ大幅に値上がりすると予測されています。
メモリ以外の部品や製造コストは大きく変わらないと仮定した場合でも、iPhone 18 Proの総部品コストは約582ドルから約726ドルへと25%近く増加する計算になります。
スマートフォンメーカーにとって部品コストの上昇は利益率を直撃するため、その負担をどこまで販売価格に転嫁するのかが大きな課題となっています。
1399ドルなら日本価格は22万円超えも
現行のiPhone 17 Proは米国で1099ドルから販売されています。
TechInsightsはAppleが現在の利益率を維持しようとした場合、iPhone 18 Proの価格は1371ドル程度になると試算しています。一方で、Appleは価格設定を分かりやすくする傾向があるため、1299ドルスタートに抑える可能性もあるとみられています。
しかし、事情はさらに複雑です。
著名アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone 18 Proシリーズで採用される新しいカメラシステムのコストが前世代比で約50%高くなるとの見方を示しています。この追加コストまで考慮すると、米メディアではiPhone 18 Proの価格が1399ドル以上になる可能性も指摘されています。
仮に1399ドルとなれば、現行モデルから300ドルの値上げとなり、日本円では1ドル160円換算で約22万4000円に相当します。実際の国内価格は為替や税制の影響を受けますが、過去最大級の値上げになる可能性もありそうです。
折りたたみiPhoneとの同時投入も噂
さらに2027年のAppleラインアップでは、折りたたみ式の「iPhone Ultra」の投入も噂されています。
こちらは開始価格が2000ドル前後になるとの見方があり、実現すれば日本では30万円を超える超高価格帯モデルになる可能性があります。
そのため、今後のiPhoneシリーズはこれまで以上に価格帯の幅が広がり、ProモデルやUltraモデルがよりプレミアムな位置付けになるのかもしれません。
現時点ではあくまで業界関係者による試算段階ですが、Apple自身がメモリ価格高騰の影響を認めたことで、今年のiPhoneシリーズが値上げに踏み切る可能性はこれまで以上に高まったと言えそうです。特にiPhone 18 Proについては、20万円を超える価格設定が現実味を帯び始めています。

