
FCNTが展開する最新スマートフォン「arrows Alpha」が、歴代arrowsシリーズの中でも異例ともいえる高評価を獲得していることが分かりました。長年、国内スマホ市場で苦戦が続いていたarrowsブランドですが、今回のAlphaはユーザーからの評価、注目度ともに過去最高クラスとなっているようです。
価格.comで高評価、10年ぶりの“当たり機”に
価格.com上でのarrows Alphaの総合満足度は5点満点中4.39。近年のAndroidスマートフォンとして見てもかなり高水準ですが、特に注目されているのは、これがarrowsシリーズとしては久々の高評価モデルだという点です。

過去のarrowsシリーズのレビューを確認すると、Alphaを上回る評価を記録していた直近モデルは2016年発売の「arrows NX F-01J」。つまり、シリーズとしては実に約10年ぶりに“当たり機種”と呼べるレベルの評価を得たことになります。
長年arrowsを追ってきたユーザーの間でも、今回のAlphaに対する評価はかなり好意的なものが目立っています。
レビュー件数も歴代上位、注目度の高さが際立つ
評価点だけでなく、レビュー件数の多さも印象的です。
arrows Alphaのレビュー数は記事執筆時点で365件に達しており、これは2013年発売の「ARROWS NX F-06E」に次ぐ水準。歴代arrowsシリーズでもトップクラスの投稿数となっています。
もちろん、レビュー件数がそのまま販売台数を示すわけではありません。ただ、レビューが集まるということは、それだけ実際に購入したユーザーが多く、さらに製品への関心も高いという証拠でもあります。
少なくとも現時点では、arrows Alphaが近年の同ブランドでは異例ともいえる人気モデルになっているのは間違いなさそうです。
紆余曲折を経たarrowsブランド
arrowsブランドは、国内Androidスマートフォン黎明期を代表するシリーズのひとつでした。一方で、発熱や動作の不安定さなどから厳しい評価を受けた時期も長く、「懐かしいけれど不安もあるブランド」という印象を持つユーザーも少なくありません。
その後、富士通からFCNTへ事業が移管され、さらに経営破綻やレノボグループ傘下入りなど、ブランドとしてはかなり波乱の歴史を歩んできました。
現在のarrowsは、かつてのような純粋な“国産スマホブランド”とは少し立ち位置が変わっています。それでもなお、長年使い続けてきたユーザー層や、国内メーカーに愛着を持つユーザーから一定の支持を集め続けている点は興味深いところです。
復活の象徴となるモデルになる可能性も
ここ数年の国内スマホ市場では、PixelやGalaxy、中国メーカー勢の存在感が急速に高まる一方、国内ブランドは苦戦が続いていました。そうした中で、arrows Alphaが高評価と人気を同時に獲得しているのは、かなり珍しいケースと言えそうです。
単なる一時的な話題機種で終わるのか、それともarrowsブランド復活の転換点になるのか。今後の後継モデルや販売動向にも注目が集まりそうです。
