
ワイモバイルは、モトローラ製スマートフォン「moto g66y 5G」向けに提供していたAndroid 16アップデートについて、提供を一時停止したと発表しました。
今回の停止は、アップデート適用後に確認すべき項目が検知されたことによるもので、再開時期は未定とされています。
4月に配信開始されたAndroid 16アップデート
問題となっているAndroid 16アップデートは、2026年4月中旬より提供が開始されていました。

しかし5月12日に更新された公式案内で、
- ソフトウェア更新後に確認事項を検知
- 現在は配信を停止中
- 再開は準備が整い次第案内
と説明され、実質的に配信がストップした状態となっています。
SIM・eSIM通信不具合の報告が相次ぐ
今回のアップデート停止と直接の因果関係は明言されていないものの、同系統のSIMフリー端末「moto g66j 5G」では、Android 16アップデート後に通信関連の不具合が多数報告されています。
特に価格.comのユーザー投稿では、以下のような症状が確認されています。
- IIJmioのデータeSIMが接続できない
- ネットワーク選択が不安定になる
- 通信が一定時間で切断される
- 再起動や設定変更で一時的に回復
一方で、povoや楽天モバイルなどのeSIMでは問題なく動作するケースも報告されており、特定回線との相性問題の可能性も指摘されています。
moto g66yでも同様の影響か
moto g66y 5Gはワイモバイル向けのキャリアモデルであり、moto g66j 5Gの実質的な兄弟機とされています。
そのため、SIMフリー版で報告されているeSIM不具合と同様の問題が、g66yでも発生している可能性は高いと見られています。
実際、モトローラのサポートには「同様の問い合わせが複数寄せられている」との報告もあり、端末側のソフトウェア要因が疑われています。
原因はeSIMとOS仕様変更の相性か
ユーザー間の検証では、特に以下の条件で不具合が発生しやすいとされています。
- データ専用eSIM(特にIIJmio)
- 音声回線なしの構成
- 自動ネットワーク選択との組み合わせ
- Android 16アップデート後
一部では、Android 16でのネットワーク制御仕様変更が影響している可能性も指摘されています。
また、物理SIMでは安定して動作するケースが多いことから、eSIM固有の挙動との関連が疑われています。
SIMフリー版のアップデート状況は不明
モトローラのSIMフリーモデルは、アップデート情報の公開が限定的であるため、現時点でg66j側の配信停止状況は公式には確認されていません。
ただし、ユーザー報告では同様の症状が広く共有されており、影響範囲は限定的ではない可能性があります。
ユーザーの反応と対応状況
掲示板などでは、
- APN設定の再構築で一時的に改善
- eSIMを物理SIMへ切り替えで回避
- モトローラ側が調査中と回答
といった情報が共有されています。
一方で、Android 16へアップデート後に通信不安定が継続しているケースもあり、安定性にはばらつきが見られます。
今後は修正アップデートに注目
今回の配信停止は、問題の深刻度を示すものというよりも、早期の不具合検知に基づく安全措置と考えられます。
現時点では原因の詳細は明らかになっていませんが、eSIMとネットワーク制御周りの修正アップデートが提供される可能性が高いとみられます。
特に同モデルは夏に国内投入も予定されているとされており、それまでに安定性が改善されるかどうかが今後の焦点となりそうです。
