App Storeに新規アプリ急増 AIコーディング普及で登録数84%増

AppleのApp Storeにおいて、新規アプリの登録数が急増していることが明らかになりました。背景には、AIを活用したコーディングツールの普及があるとみられ、アプリ開発のハードルが大きく下がっているようです。

AIコーディングの普及でアプリ開発が身近に

調査会社のデータによると、App Storeにおける新規アプリ数は2024年と比べて大きく増加し、直近では約60万本規模に達したとされています。特にここ1年での伸びが顕著で、前年から30%増という急拡大が確認されています。

この背景には、Anthropicの「Claude Code」やOpenAIの「Codex」といったAIコーディングツールの存在があります。いわゆる「バイブコーディング」と呼ばれる手法により、テキストで指示を出すだけでアプリを構築できるようになり、非エンジニアでも開発に参入しやすくなりました。

非エンジニアでもアプリ開発が可能に

AIツールの進化により、これまでプログラミング知識が必要だったアプリ開発は大きく変化しています。初心者でも簡単なアプリを作成できる一方、経験者にとっても開発スピードの大幅な向上につながっています。

実際、短期間で多くのアプリが公開されていることからも、こうしたツールの普及が市場に与えている影響の大きさがうかがえます。

Appleは一部アプリに規制強化の動き

一方でAppleは、こうしたAIベースの開発ツールに対して一定の制限を設ける動きも見せています。例えば、Replitなど一部のアプリについては、アップデートの拒否や配信停止といった対応が行われたと報じられています。

問題視されているのは、アプリが実行時にコードを生成・変更し、用途が動的に変わる仕組みです。これはApp Storeのガイドラインに抵触する可能性があるとされ、Appleは開発者に仕様変更を求めている状況です。

審査負担の増加とAI活用

新規アプリの急増により、審査体制への負荷も懸念されています。一部の開発者からは審査の遅延を指摘する声も上がっていますが、Apple側はこれを否定しています。

同社によると、約90%のアプリは48時間以内に審査が完了しており、平均審査期間は約1.5日とのことです。また、審査プロセスには人のチェックが不可欠としつつも、効率化のためにAIツールの活用も進めているとしています。

今後のルール整備にも注目

Appleは開発環境であるXcodeにAI機能を取り入れるなど、AI活用そのものは積極的に進めています。ただし、誰でも簡単にアプリを作れる環境が広がる中で、品質や安全性をどう担保するかは新たな課題となっています。

今後開催予定の開発者向けイベントなどで、AI時代に対応した新たなルールや方針が示される可能性もあり、App Storeのあり方が大きく変わる転換点を迎えているといえそうです。

アプリ開発の民主化が進む一方で、プラットフォームとしての管理とのバランスが問われる状況となっており、その行方が注目されます。

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