2026年の新型スマホ価格は最大25%上昇へ 11万〜16万円「手頃なフラッグシップ」が主戦場に

スマートフォン市場では価格上昇が現実味を帯びる中、コストと性能のバランスを重視したモデルが存在感を強めています。市場調査会社Counterpoint Researchの分析によると、2026年は700〜999ドル(約11万2000円〜約16万円)帯の「手頃なフラッグシップ」が、最も重要なセグメントになる見通しです。

メモリ高騰で最大25%の値上げも

同社の調査では、スマートフォン価格上昇の最大の要因としてメモリ価格の急騰が挙げられています。

2025年第4四半期にメモリ価格はすでに40〜50%上昇しており、2026年第1四半期にもさらに40〜50%、第2四半期にも約20%の追加上昇が見込まれています。

この影響で、例えば卸価格約800ドル(約12万8000円)のスマートフォンでは、メモリが部材コストの最大40%を占めるケースも出てきています。これは前年の約3倍に相当する水準です。

さらに、プレミアム機の部材コストは2025年初頭と比べて150ドル以上(約2万4000円以上)増加し、最終的な販売価格も200ドル以上(約3万2000円以上)、割合にして25%以上の値上がりとなる可能性があるとされています。

約11万〜16万円帯が前年比25%成長

こうした中で成長しているのが、700〜999ドル(約11万2000円〜約16万円)の価格帯です。このセグメントは2025年に前年比25%増と、最も高い成長率を記録しました。

地域別では、中東・アフリカで54%増、ラテンアメリカで34%増、欧州で33%増と大幅に拡大。東南アジアでも14%増となっています。特に西欧では、この価格帯が市場の約30%を占めるまでに成長しました。

Galaxy S26は約10%値上げの可能性

この価格帯には、SamsungのGalaxy S26や、XiaomiのXiaomi 17などが投入されています。

ただしGalaxy S26は前モデルから約10%の価格上昇が指摘されており、仮に同クラスの端末が800ドル前後だとすると、約8万円台後半から約9万円台後半への値上げに相当します。性能向上とのバランスが今後の評価を左右しそうです。

HONORは最大333%の急成長

一方、この価格帯で急成長を見せているのがHONORです。同社の400シリーズは、前世代比で東南アジアで333%増、中東・アフリカで319%増、ラテンアメリカで215%増、欧州で107%増と、いずれも大幅な伸びを記録しました。

特にマレーシアでは、スマートフォン販売台数でトップに立つなど、プレミアム帯での存在感を急速に高めています。

市場全体は12%減、低価格帯は縮小へ

一方で市場全体は厳しく、Counterpoint Researchは2026年のスマートフォン出荷台数が前年比12%減になると予測しています。これは過去最大級の落ち込みです。

特に100ドル未満(約1万6000円未満)の低価格帯では、市場の3分の1以上が消失する可能性があるとされ、影響は深刻です。

その一方で、700ドル以上(約11万2000円以上)のプレミアム帯は唯一成長が見込まれる領域とされており、今後はこの価格帯に各メーカーの競争が集中する見通しです。

スマートフォンの価格が全体的に上昇する中、ユーザーはより慎重に製品を選ぶ傾向が強まっています。数万円規模の値上げが現実となる中で、それに見合う性能や体験をどこまで提示できるかが、各メーカーの明暗を分けるポイントになりそうです。

ソース

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