
ソニーは、将来のPlayStationコンソールにおいて、機械学習を活用した「フレーム生成」技術を導入する計画を明らかにしました。これは、最近話題となったAIによる映像スケーリングやポストプロセス技術の一環であり、より滑らかなゲーム体験を実現する狙いがあります。
フレーム生成の仕組みと利点
PlayStationのリードシステムアーキテクト、マーク・サーニー氏はDigital Foundryの取材で、フレーム生成が「将来的にはPlayStationプラットフォームでも見られる」とコメントしました。フレーム生成は、機械学習を使って既存のレンダリングフレーム間に新たなフレームを挿入する技術です。これにより、パフォーマンスへの負荷を抑えつつ、より高いフレームレートを実現できます。
主なメリットは、低フレームレートによるカクつきを減らし、全体的に滑らかなプレイ体験を提供できる点です。しかし、生成されたフレームはあくまで予測に基づく推測であり、映像の乱れや遅延の増加といった課題も伴います。
導入時期や対応機種は未定
サーニー氏は具体的な導入時期については明言しておらず、「今年中の計画はない」と述べています。そのため、現行のPlayStationハードウェアが必ずしも対応するわけではありません。しかし、既に技術を示唆していることから、次世代機となるPlayStation 6では搭載される可能性が高いと考えられます。
ソニーが進めるポストプロセス技術
ソニーは従来から、PSSRスケーリングなどのポストプロセス技術を積極的に推進してきました。PSSRはレンダリングされた解像度以上の高精細感を出力する技術で、PS5 Proの大きな魅力の一つとなっています。フレーム生成もPCではすでに利用可能ですが、評価は賛否両論です。滑らかさの向上を重視するユーザーもいれば、フレームの正確さを優先するユーザーも存在します。
PlayStationはこうした最新技術を取り入れつつ、将来のコンソール体験の進化を目指していることがうかがえます。
