
AndroidでオンデバイスAI機能を支える重要なコンポーネント「AICore」について、ストレージを大きく消費する理由が明らかになりました。Googleがサポートページを更新し、その挙動が意図的なものであると説明しています。
モデル更新時に旧版と新版を同時保存
AICoreは、端末上で動作するAIモデルの管理や更新を担う仕組みで、文章要約や校正、スマート返信といった機能を支えています。
今回の説明によると、ストレージ使用量が急増する主な原因は、AIモデルのアップデート時にあります。新しいモデルをバックグラウンドで導入する際、万が一の不具合に備えて旧バージョンも同時に保持する仕様になっているとのことです。
この状態は最大で約3日間維持され、その間に問題が発生した場合でも、すぐに旧モデルへ切り戻せるようになっています。
安定性確認後に自動で容量を解放
新しいAIモデルの動作が安定していると確認されると、不要になった旧モデルは自動的に削除されます。そのため、ユーザーが手動でデータを削除する必要は基本的にありません。
この仕組みにより、大容量のモデルを再ダウンロードする手間を省きつつ、AI機能の安定性を確保しているといえます。
一時的に数GB単位で増加するケースも
ただし、この設計には課題もあります。一部ユーザーからは、AICoreが一時的に10GB以上のストレージを占有するケースも報告されています。
特に、128GBストレージの端末では影響が大きく、他のアプリやデータとの兼ね合いで容量不足を感じやすい状況です。
今後はストレージ容量の底上げも鍵に
Googleの説明は合理的なものではあるものの、今後AI機能の高度化に伴い、端末側のストレージ容量もより重要になってきそうです。
近年は256GBを標準とする機種も増えつつあり、AI時代においてはこうした容量の底上げが一つの流れになる可能性があります。
AICoreの挙動は一見すると不具合のように見えますが、実際には安定性を優先した設計によるものです。仕組みを理解しておけば、突然の容量増加にも落ち着いて対応できるでしょう。

