
Samsungが投入した三つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」が、予想よりも早く市場から姿を消す可能性が出てきました。韓国メディアの報道によると、同社は国内での販売をまもなく終了する方針とみられています。
韓国では3月17日に販売終了との報道
韓国メディアの報道によると、Samsungは本国である韓国市場において、Samsung Galaxy Z TriFoldの販売を3月17日で終了する可能性があるとされています。
同モデルは昨年12月に発売されたばかりですが、もともと数量限定に近い形で販売されており、長期的に供給される製品ではないとの見方が以前からありました。
技術力を示す象徴的モデルとして登場
Galaxy Z TriFoldは、一般的な折りたたみスマートフォンとは異なり、3つのパネルを折りたたむ構造を採用した実験的なモデルです。
Samsungにとっては、三つ折りという新しいフォームファクターや折りたたみ技術の成熟度を示す「ショーケース的な製品」と位置付けられていたとされています。
実際、販売地域も限られており、韓国のほか米国、中国、台湾、シンガポール、UAEなど一部市場のみで展開されていました。
少量販売ながら人気は高かった
同モデルはSamsungの公式オンラインストアを中心に、少量ずつ定期的に補充される形で販売されていました。
新たな在庫が追加されるたびに短時間で完売する状況が続き、一定の注目を集めていたようです。
また、中古市場では定価約2800ドルの端末が数倍の価格で出品されるケースも確認されており、希少性の高さからコレクター的な需要も存在していました。
製造コストの高さが課題か
一方で、業界関係者によると、この端末の製造コストは非常に高いとみられています。
特にDRAMやNANDフラッシュ、モバイル向けプロセッサなど主要部品の価格上昇が続いており、大量生産して利益を確保するのは難しい状況だった可能性があります。
そのため、一定数の販売を終えた段階で供給を打ち切る判断が検討されたと考えられます。
米国など他市場も在庫限りの可能性
韓国で販売終了となれば、他の地域でも同様の流れになる可能性があります。
すでにSamsungの米国公式サイトでは、Galaxy Z TriFoldは在庫切れの表示となっており、現在流通している在庫がなくなり次第、販売は終了する可能性が高そうです。
次世代折りたたみモデル登場の時期とも重なる
今回のタイミングは、Samsungが新しい折りたたみスマートフォンを発表する時期とも重なります。
同社は数か月以内に、次世代のSamsung Galaxy Z FlipおよびSamsung Galaxy Z Foldシリーズを発表するとみられているほか、より大型の折りたたみモデルも計画されていると報じられています。
なお、現時点ではGalaxy Z TriFoldの後継機に関する具体的な情報は出ていません。ただしSamsungは今後も新しい折りたたみフォームファクターの開発を進めるとみられており、三つ折りを含む新しいデバイスの登場が期待されます。
今回の動きは、実験的モデルとしての役割を終えつつあることを示すものかもしれません。Galaxy Z TriFoldは短期間の販売となる可能性が高いものの、折りたたみスマートフォンの進化を象徴する一台として記憶に残る存在となりそうです。

