
古いノートPCを手軽に再活用できる新しい取り組みが始まります。Googleはリファービッシュ製品のオンラインマーケットプレイスBack Marketと協力し、わずか3ドルで提供される専用USBドライブを発表しました。このUSBを使うことで、古いWindowsノートPCやIntel搭載MacにChromeOS Flexを簡単にインストールできるようになります。
ChromeOS Flexを簡単に導入できるUSBドライブ
今回発表されたUSBドライブには、Googleの軽量OSであるChromeOS Flexのインストーラーがあらかじめ収録されています。

通常、OSをインストールするためのブートUSBを作成するには専用ツールを使った作業が必要ですが、このUSBではその手順を省くことができます。パソコンにUSBを挿して起動するだけでChromeOS Flexのインストールを進められるため、専門的な知識がないユーザーでも比較的簡単にOSを入れ替えられる仕組みです。
古いパソコンでも快適に動作する軽量OS
ChromeOS Flexはクラウド中心の設計が特徴のOSで、多くの機能がウェブアプリやクラウドサービスを通じて動作します。そのため、端末側に大きな処理能力を求めないというメリットがあります。
結果として、古いハードウェアでも比較的快適に動作しやすく、従来のWindowsやmacOSでは動作が重くなりがちな古いノートPCでも実用的な環境を構築できる可能性があります。
ただし、Chromebookに搭載されているChromeOSとは完全に同じものではなく、ChromeOS FlexではAndroidアプリのサポートなど一部機能が利用できない点には注意が必要です。
Windows 10終了後のPC再活用策として注目
今回の取り組みは、2025年にWindows 10のセキュリティアップデートが終了したこととも関係しています。
多くの古いPCはWindows 11のシステム要件を満たしておらず、まだ使えるにもかかわらず買い替えを余儀なくされるケースも少なくありません。GoogleとBack Marketは、ChromeOS Flexの導入によってこうしたPCを再利用できれば、新しいPCを購入するよりも低コストで環境を整えられるとしています。
また、電子廃棄物の削減という観点でも意味のある取り組みといえるでしょう。
まずは3000台限定の試験プログラム
このUSBドライブは、まず約3000台限定のパイロットプログラムとして提供される予定です。プログラムの開始は2026年3月30日とされています。
GoogleとBack Marketは、この試験的な取り組みを通じて需要を確認したうえで、今後の提供方法や拡大について検討するとしています。
古いPCを捨てずに再利用する方法として、軽量OSの導入は以前から注目されてきました。今回のUSBドライブはそのハードルを大きく下げる試みといえそうで、実際にどれだけの需要を集めるのか注目されます。
