
未発表モデル「POCO X8 Pro」の型番が総務省の技術基準適合証明データベース内で確認され、国内リリースが確実な情勢となりました。正式発表前ではあるものの、判明している情報からは前モデル「POCO X7 Pro」から着実なアップグレードが図られていることが分かります。
本記事では、両モデルのスペック比較とベンチマークスコアをもとに、進化点を整理します。
スペック比較:着実な改良が中心
まずは現時点で判明している主な仕様の違いを表でまとめます。
| 項目 | POCO X7 Pro | POCO X8 Pro |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 6.67インチ 1.5K フラット | 6.59インチ 1.5K フラット |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| プロセッサ | MTK 8400 Ultra | MTK 8500 Ultra |
| ストレージ規格 | UFS 4.0 | UFS 4.1 |
| VC冷却面積 | 5000mm² | 5300mm² |
| メインカメラ | 50MP IMX882 | 50MP LYT600 |
| フロントカメラ | 20MP | 20MP |
| バッテリー | 6550mAh | 7560mAh |
| 充電 | 90W | 100W |
| フレーム | プラスチック | メタル |
| 厚さ | 8.0mm | 8.18mm |
| 重量 | 195g | 204g |
主な進化ポイント
バッテリー大幅増量と急速充電強化
最も大きな進化はバッテリー容量です。X7 Proの6550mAhから、X8 Proでは7560mAhへと約900mAh増加しています。ミドルレンジ帯としては非常に大容量クラスに入り、長時間のゲームプレイや動画視聴にも強い構成です。
充電速度も90Wから100Wへと向上しており、容量増加による充電時間の伸びをカバーする設計といえます。
SoC刷新とUFS 4.1対応
プロセッサはMTK 8400 UltraからMTK 8500 Ultraへと世代更新。さらにストレージはUFS 4.1へ進化しており、アプリ起動やデータ読み書き速度の向上が期待されます。
ただし、後述するベンチマークを見る限り、CPU性能の伸びは比較的穏やかなものに留まっています。
冷却性能と質感の向上
VC冷却面積は5000mm²から5300mm²へ拡大。高負荷時の安定動作に配慮した設計です。
また、フレーム素材がプラスチックからメタルへ変更された点も注目です。これにより質感や剛性の向上が期待されますが、その影響もあり重量は約9g増加しています。
Geekbench 6ベンチマーク比較

CPU性能について、Geekbench 6.0のスコア目安は以下の通りです。
| モデル | シングルコア | マルチコア |
|---|---|---|
| POCO X7 Pro | 1500〜1600前後 | 約6000 |
| POCO X8 Pro | 約1700 | 約6500 |
スコア上はX8 Proが上回っていますが、伸び幅はシングルコアで約100〜200ポイント、マルチコアで約500ポイント程度と、劇的な向上とは言いにくい差です。
日常操作やゲーム体験において体感できる向上はあると考えられますが、世代が変わったからといって大幅なパフォーマンスジャンプを期待するモデルではなさそうです。
国内リリースは確定的
注目すべきは、POCO X8 Proの型番がすでに総務省の技術基準適合証明データベース内で確認されている点です。これは日本市場向けモデルの投入を意味しており、正式発表は時間の問題とみられます。
前モデルX7 Proが高コストパフォーマンスで評価を得ていただけに、バッテリー増量や質感向上を軸に正常進化を果たしたX8 Proも国内で一定の注目を集めそうです。
性能向上は堅実路線ですが、総合バランスの強化という観点では着実なアップデートといえるでしょう。正式発表で価格設定がどのように示されるかが、最大の焦点となりそうです。

