ソニーの2021年フラッグシップ、Xperia 1 III。
発売直後の発熱問題やバッテリー異常消費といった問題に関してはアップデートでかなり改善されたようで(季節もあるのでしょうか)、最近は国内ではこれといった目立った不具合・トラブル報告はあまりみかけません。
しかし、海外の一部のXperia 1 IIIではちょっと珍しいディスプレイ「表示」に関する不具合の報告が上がっていることが判明しました。
ディスプレイ上に謎の白黒の縞
具体的にはXperia 1 IIIのスクリーンの一部、あるいは全体にわたって下のような白黒の縞が表示される、というもの。
XDA上の報告者によると、これは黒っぽい画像やバックグラウンドが暗めの色の画像、また、黒いテキストを表示するときに発生する、とのこと。
同フォラム上では今のところ報告はこの一件のみですが、この投稿者によると、同症状はロシアのフォラム上では過去数日間に13人もユーザーが同様の報告をしているとのことです。
画像を見る限りではハード的な問題ではなさそうで、一部のカラーを表示する際のグラフィック処理関連のバグだとは思われます。
一方、不思議なのはなぜロシア版のみで集中したこの症状がでているのか、という点。
一つの原因の可能性として考えられるのは2日ほど前に提供されたXperia 1 IIIへの最新ソフトウェアアップデート。
この最新ファームウェア、61.0.A.23.20は11月分のセキュリティーパッチを含むものですが、ロシアなど、まだ一部でしか配信されておらず、そのため報告が少ないという可能性も。
それでも香港版やイギリス版には同じバージョンが提供されているので、英語圏でも同様の不具合報告が上がってきてもおかしくはありません。
ただ、最新アップデートが原因で、このまま放置されれば国内版Xperia 1 IIIでも同様の不具合報告がでてくるという可能性は十分にあると思います。
いずれにせよ、もう少し様子見が必要だと思いますが、使用場面によっては非常に面倒な不具合っぽいので、また何か最新情報が出てきたら記事を更新させていただきます。
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