
Samsungの次世代フォルダブル端末に関する新たな動きが確認されました。
GSMAのIMEIデータベースに、これまでとは異なる型番を持つGalaxy Z Fold関連モデルが複数登録されていることが判明し、2026年のラインアップに大きな変化がある可能性が高まっています。
今回確認されたのは、SM-F971をベースとした複数の地域向けモデルで、中国、北米、韓国、そしてグローバル市場向けの型番がすでに存在している状況です。単なる地域差分モデルではなく、新しい位置付けのFold端末であることを示唆しています。
GSMAに登録された新型Foldの型番一覧
データベース上で確認されている型番は以下の通りです。
・SM-F9710:中国向け
・SM-F971W:カナダ向け
・SM-F971U/SM-F971U1:米国向け
・SM-F971N:韓国向け
・SM-F971B:グローバル向け

これらの情報から、本モデルが特定地域限定ではなく、主要市場をカバーする計画であることが分かります。
FlipではなくFoldであることは型番から明確
一部では、このモデルを廉価版のGalaxy Z Flip系ではないかとする見方もありましたが、Samsungの型番規則を踏まえると、その可能性は極めて低いと考えられます。
Samsungのフォルダブル端末は、以下のように明確な法則で型番が割り振られています。
・SM-F7系:縦折りのGalaxy Z Flipシリーズ
・SM-F9系:横折りのGalaxy Z Foldシリーズ
今回のSM-F971はF9系に属しており、ブック型のFoldであることはほぼ確実です。Flipシリーズに該当する余地はありません。
2026年はFoldが2系統に分かれる可能性
興味深いのは、この新型が従来のFoldシリーズの延長線上にない点です。
これまでのFoldシリーズは、以下のように一貫した流れで進化してきました。
・Galaxy Z Fold 6:SM-F956
・Galaxy Z Fold 7:SM-F966
・Galaxy Z Fold 8:SM-F976(想定)
一方で、今回のSM-F971はこの連番から外れています。
開発コードネームも、従来シリーズとは異なるH8とされており、2026年には標準路線のGalaxy Z Fold 8とは別に、もう一つのハイエンドFoldが投入される可能性が高まっています。
最大の特徴は画面比率の刷新か
この新型Foldで最も注目されているのが、ディスプレイ比率の大幅な変更です。
業界関係者の情報によると、従来のFoldシリーズで長年指摘されてきた「閉じた状態での画面が細すぎる」という課題を根本から見直す設計になるとされています。
具体的には、折りたたんだ状態では縦方向が短く、横に広い形状となり、一般的なスマートフォンに近い操作感を目指している模様です。
また、展開時の内側ディスプレイは18対18に近い正方形に近い比率を想定しており、マルチタスクや分割表示との相性が大きく改善される可能性があります。
Apple参入を見据えた戦略的な一手
この動きの背景として指摘されているのが、Appleのフォルダブル市場参入です。
業界では、Appleが2026年にも初の折りたたみ端末を投入するとの見方が根強く、Samsungとしても従来路線だけでは不十分と判断した可能性があります。
標準的なGalaxy Z Fold 8は従来ユーザー向けの完成形として維持しつつ、SM-F971を新たな挑戦的モデルとして投入することで、異なるニーズを同時に取り込む狙いがありそうです。
米国向けモデルが先行して確認された意味
今回、最初に確認されたのが米国向けのSM-F971Uである点も注目されます。
Samsungの型番では末尾のアルファベットが地域を示しており、Uは米国市場向けを意味します。
認証の関係で特定地域が先に表に出ることは珍しくありませんが、Appleの本拠地である米国市場を強く意識していることの表れとも受け取れます。
この新型Galaxy Z Foldは、単なる未発表モデルという枠を超え、Samsungが2026年に向けて描いているフォルダブル戦略の転換点となる存在かもしれません。
今後、正式発表に近づくにつれて、仕様や位置付けがより明確になっていくものと見られます。
