Trump MobileがT1 Ultraを示唆 未発売のまま上位モデル構想も

Trump Mobileが展開するスマートフォン事業を巡り、やや首をかしげたくなる動きが伝えられています。初代モデルであるT1 Phoneがいまだ購入者の手元に届いていないにもかかわらず、同社幹部が早くも上位機種となるT1 Ultraの存在を示唆していたことが明らかになりました。

初代モデルは依然として未到着

Trump MobileのT1 Phoneは、事前予約時に100ドルのデポジットを支払う形式で注文が受け付けられていました。しかし、予約開始から数か月が経過した現在も、購入者のもとに実機が届いたという報告は確認されていません。発売日についても明確な案内はなく、公式画像や広告以外で実物が確認された例はほぼない状態が続いています。

幹部インタビューで浮上したT1 Ultra

こうした状況の中、Trump Mobileの幹部であるドン・ヘンドリクソン氏が、2025年11月に業界誌のインタビューに応じ、その中で次の一手としてT1 Ultraの投入を検討していると語っていました。同氏はT1 Ultraを、初代T1の成功を土台にしたプレミアムモデルと表現しています。

ただし、初代モデルが市場に流通していない現状を踏まえると、その「成功」という評価には疑問の声も上がりそうです。実際のところ、現時点でT1 Phoneが残した実績は、デポジットを集めたこと以外に見当たらないという見方もあります。

顧客の期待を強調する発言に疑問も

ヘンドリクソン氏は、顧客がすでにT1 Ultraに強い関心を示しているとも発言しています。しかし、T1 Ultraという名称自体がそのインタビューで初めて公になったことを考えると、どの段階で利用者の期待が形成されたのかは不透明です。初代モデルの提供が滞っている状況もあり、この点については懐疑的な見方が広がっています。

Ultraという名称とブランド戦略

Ultraという名称は、Samsungなど複数のメーカーが最上位モデルに用いてきた実績のあるブランド表現です。Trump Mobileが同様のネーミングを採用することで、高性能・高価格帯のイメージを打ち出そうとしている可能性はあります。過去の広告では、T1 Phoneが金色のiPhoneやGalaxyの最上位モデルを思わせる表現で描かれていたこともあり、そうした路線の延長と見ることもできそうです。

規制当局の動きも影を落とす展開

一方で、初代T1 Phoneを巡っては、米国の議員から連邦取引委員会への調査要請が出ているとも報じられています。こうした背景を考えると、実機が届いていない段階で後継・上位モデルの構想を語るのは時期尚早との指摘も避けられないでしょう。

Trump Mobileはメディアからの問い合わせに対し、現時点では公式なコメントを出していません。まずは初代モデルの行方が明らかになるのか、それとも新たな構想だけが先行していくのか、同社の動向に注目が集まりそうです。

ソース

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