
Pixelスマートフォンの通話アプリに搭載されている留守番機能「Take a Message」で、プライバシー上看過できない不具合が報告されています。本来は発信者のメッセージを録音・文字起こしするはずの機能が、逆に端末側の音声を相手に聞かせてしまう可能性があるというものです。
AI留守番機能が想定外の挙動
Take a Messageは、着信に出られなかった場合に自動で応答し、発信者にメッセージを残すよう促すPixel独自の機能です。録音された内容はAIによって文字起こしされ、通話履歴から後で確認できる点が特徴です。Pixel 10シリーズで初めて導入された後、対応する旧モデルにも順次提供されてきました。
しかし現在、この機能が正常に動作せず、留守番応答中にもかかわらず、端末のマイクが周囲の音声を拾い、発信者側に聞こえてしまうケースがあると指摘されています。
Pixel 4から最新モデルまで幅広く影響か
この問題は9to5Googleが報じたユーザーの投稿から明らかになったもので、特定の機種に限らず、Pixel 4シリーズ以降の幅広い端末で発生しているとみられています。
数か月前にはPixel 5のユーザーが、留守番中のはずなのに家族の声が相手に聞こえていたと報告しており、当初は原因不明とされていましたが、後になってTake a Messageが関係している可能性が浮上しました。
マイクが実際に動作していたとの報告も
さらに最近では、Pixel 4aのユーザーがこの現象を「最も奇妙な不具合」と表現し、複数の不在着信後に発信者から「背景の音が聞こえた」と指摘されたと報告しています。この際、通常の留守番電話とは異なる自動応答メッセージが流れ、画面上にはマイク使用中を示すインジケーターが表示されたとのことです。
加えて、録音されたメッセージは途中で途切れており、発信者の音声が完全に記録されない場合もあるとされています。これでは留守番機能としての役割を十分に果たせていません。
当面の対処法は機能をオフにすること
現時点でGoogleから公式な修正アナウンスは出ていません。そのため、同様の症状が心配な場合は、Take a Message機能を無効化するのが最も確実な対処法です。
Pixelの通話アプリを開き、左上のメニューから設定に進み、「Take a Message」をオフにすることで停止できます。
便利さが売りのAI機能ですが、今回のようにプライバシーに関わる不具合が生じると、その影響は小さくありません。今後のアップデートで早期に改善されるのか、引き続き注視する必要がありそうです。


