Snapdragon 8 Elite Gen 6 Proは高額でも採用継続 上位5メーカーは2nm世代へ

次世代スマートフォン向けSoCを巡り、Qualcommの動向が改めて注目されています。噂されている「Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro」は非常に高価になる見通しですが、それでも主要なAndroidスマートフォンメーカーは引き続き採用する構えのようです。

Qualcommも2nm時代へ、最上位はProモデルに集約か

2026年後半にかけて、Qualcomm、Apple、MediaTekの3社がそろってTSMCの2nmプロセスを採用したチップを発表するとみられています。QualcommからはSnapdragon 8 Elite Gen 6と、その上位に位置付けられるSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proの2モデルが投入される可能性が高いとされています。

中でもProモデルは、GPU性能の強化に加え、LPDDR6メモリやUFS 5.0ストレージへの対応など、最新技術を優先的に取り込んだ構成になると噂されています。その分、価格も大きく跳ね上がると見られています。

トップ5メーカーは高コストでもProを選択

中国SNSのWeiboで情報を発信しているリーカー「Repeater 002」によると、世界のAndroidスマートフォン出荷台数で上位に位置する5社は、最上位フラッグシップにSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proを引き続き採用する見込みだとされています。

また、別のリーカーであるSmart Chip Insiderも、Qualcommが2種類のチップを用意し、高価なProモデルは超高級機に限定、通常モデルが出荷数の大半を占める戦略になるとの見方を示しています。

300ドル超えも視野、全メーカーが採用できるわけではない

現行世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5は、1チップあたり約280ドルと推定されています。これを踏まえると、2nm世代のSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proは300ドルを超える価格になる可能性が高く、中小メーカーにとっては簡単に手を出せる存在ではありません。

加えて、近年はメモリ不足の影響でRAMやNANDフラッシュの価格が大幅に上昇しており、部品コスト全体の圧迫も無視できない状況です。その結果、すべてのメーカーがProモデルを採用するのは現実的ではなくなっています。

MediaTekへ乗り換える動きも広がる可能性

こうした事情から、トップ5以外のAndroidメーカーの中には、Qualcomm製チップの採用を見送り、MediaTekの次期ハイエンドSoC「Dimensity 9600」へ切り替える動きも出てくると噂されています。

MediaTekは現時点で2モデル展開を示唆していませんが、これまでの傾向から価格はSnapdragonより抑えられると見られています。性能や電力効率ではSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proに及ばない可能性があるものの、コストを重視するメーカーにとっては現実的な選択肢になりそうです。

2nm世代の本格到来により、Androidスマートフォンの性能はさらに引き上げられる一方、チップ価格の高騰による住み分けもより明確になりつつあります。今後は、最上位モデルにはSnapdragon Pro、価格重視モデルには別の選択肢という流れが、よりはっきりと見えてくるのかもしれません。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Androidテック関連
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク