
ASUSは、Zenfone 11 Ultra向けにAndroid 16の正式版アップデートの配信を開始しました。約2か月にわたるベータテストを経ての提供となり、現在は段階的にロールアウトが進められています。すべてのユーザーが利用可能になるまでには、数週間ほどかかる見通しです。
ビルド番号とアップデートの概要
今回配信されているAndroid 16は、ビルド番号「36.0210.1420.27」となっています。メジャーアップデートにあたるため、ファイルサイズは1GBを超えるとみられ、アップデート前には十分な空き容量の確保が必要です。
SamsungやXiaomi、OnePlusといった他社が独自機能を積極的に盛り込んでいるのに対し、ASUSはAndroid標準の機能を中心に据えた、比較的シンプルな内容となっています。
Android 16で追加・変更された主なポイント
ASUSが公開している更新内容によると、Zenfone 11 UltraのAndroid 16では以下のような変更が加えられています。
まず、OSがAndroid 16へと正式にアップグレードされ、セキュリティパッチレベルは2025年12月版へ更新されました。システムナビゲーションも調整され、戻るジェスチャーや戻るボタンの長押しで予測型バックアニメーションが利用できるようになっています。
通知関連では、短時間に多数の通知が届いた際に音量を自動的に下げ、通知を最小限に抑える通知クールダウン機能が追加されました。また、画面録画機能にはカウントダウンをスキップできるボタンが新たに用意されています。
セキュリティ面では、設定内に盗難防止機能と高度な保護機能の項目が追加され、端末保護に関する管理がより分かりやすくなりました。一方で、一部のサードパーティ製アプリは現時点ではAndroid 16に未対応と案内されています。
機能は控えめでも、導入する価値はあり
追加機能の数だけを見ると、ColorOS 16やOne UI 8、OxygenOS 16といった他社UIと比べて物足りなさを感じるかもしれません。ただし、安定性の向上やセキュリティ強化といった基本部分の改善は、日常利用において十分な価値があるアップデートといえそうです。
アップデートは設定画面から確認できますが、段階的配信のため、まだ表示されない場合でも順次提供される予定です。インストール前には、万一に備えてデータのバックアップを取っておくことが推奨されます。
なお、Zenfone 11 Ultraは2024年前半にAndroid 14を搭載して発売されましたが、ASUSが公表しているアップデート方針では、メジャーアップデートは2回までとされています。そのため、今回のAndroid 16が同機種にとって最後のOSメジャーアップデートになる見込みです。

