
Realmeは、次期ミドルハイモデルとなる「Realme 16 Pro 5Gシリーズ」の外観デザインを正式に公開しました。本シリーズは、日本を代表するプロダクトデザイナーである深澤直人氏がデザインを手がけている点が大きな特徴で、シンプルで洗練された造形と日常に自然と溶け込む質感が強く打ち出されています。
深澤直人氏が手がけた静かで上質なデザイン

Realme 16 Pro 5Gシリーズのデザインは、無印良品などでも知られる深澤直人氏によるものです。深澤氏は今回のデザインについて、「都市の絶え間ない動きの中で、静かな拠り所となる存在」を目指したとコメントしており、若い世代に向けながらも、自然体で心地よく使えるデザインを意識したと語っています。

背面は全体的に落ち着いた印象で、カメラモジュールは左上に配置。角を丸めたスクエア形状をベースに、縦長のピル型ユニットと円形カットを組み合わせた構成となっており、主張しすぎない中にも個性が感じられます。
高級感を演出するカラーバリエーション
カラーバリエーションは4色展開で、「Master Gold」「Master Grey」に加え、インド市場限定となる「Camellia Pink」と「Orchid Purple」が用意されます。Master GoldとMaster Greyはヴィーガンレザー仕上げとなっており、特にMaster Goldはジュエリーを思わせるメタリックな質感が特徴です。

一方、Camellia PinkとOrchid Purpleはマット仕上げで、華やかさと落ち着きを両立した印象に仕上がっています。いずれのモデルも薄型設計で、手に持った際のフィット感にも配慮されているようです。
Snapdragon搭載と強化されたカメラ性能
上位モデルとなるRealme 16 Pro+ 5GにはSnapdragon製チップセットが採用されることが明らかになっています。具体的な型番は未公表ですが、カメラ性能の強化が大きなポイントです。
1倍から10倍までのズーム域で安定した描写を実現するポートレート性能に加え、新開発のLumaColorアルゴリズムにより、低照度環境でも自然な色再現を可能にしています。16bit RAW処理にも対応し、カメラシステム全体はTÜV Rheinlandの認証を取得しています。
AI編集機能と長期アップデートを約束
ソフトウェア面では、音声操作にも対応した「AI Edit Genie 2.0」を搭載。AIフィルターの追加など、写真編集の自由度が高められています。
OSはAndroid 16をベースとしたRealme UI 7を初期搭載し、3回のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートが保証される点も安心材料です。
メモリ構成と販売情報
メモリ構成は、8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GBの4種類が用意される見込みです。モデルごとにカラー展開が異なり、Realme 16 Pro 5GとRealme 16 Pro+ 5Gで選択肢が分かれるとされています。
発売はインド市場向けにFlipkartで行われる予定で、現時点では2026年1月上旬の発表が噂されています。深澤直人氏のデザイン思想を取り入れたRealme 16 Pro 5Gシリーズは、スペックだけでなく「使う心地よさ」を重視する層からも注目を集めそうです。
