
ソニーのXperiaシリーズに向けて、来年初めに配信されるとみられる次期アップデートが「かなり大規模になる」との情報が浮上しています。中国SNSのWeibo上で共有された投稿によれば、同アップデートはAndroid 16 QPR2に相当する内容となり、特にカメラアプリとGame Enhancerの見直しが大きな焦点になるようです。
ソニーフォーラム発の情報として拡散
今回の情報は、Weiboユーザーがソニー公式フォーラム上の書き込みを引用する形で紹介したものです。投稿では、次のような内容が明かされています。

「Xperia向けのAndroid 16 QPR2相当アップデートは来年初めに提供予定で、かなり大規模な内容になる。特にカメラアプリやGame Enhancerの全面的な改修が中心となる」
画像を見る限り、フォーラムの投稿者はソニーコミュニティの常連ユーザーと思われ、アップデート内容にある程度詳しい人物とみられます。
Android 16 QPR2はPixelで大規模更新として提供済み
Android QPR(Quarterly Platform Release)は、Googleが年数回提供する準メジャーアップデートで、今回はAndroid 16 QPR2がPixel向けに12月上旬に配信されています。
このアップデートでは多くの不具合修正に加え、パフォーマンス改善や新機能追加が行われ、実際にPixelユーザーからは「体感で挙動が変わった」という報告も上がっています。サムスンの次期One UI 8.5も、このQPR2をベースにしているとされています。
対象モデルはXperia 1 VIIと1 VIが有力
今回の情報には具体的な機種名は記載されていません。しかし、内容に「Game Enhancerの刷新」が含まれていることから、少なくともGame Enhancerを搭載するハイエンドモデルが対象と考えられます。
現行のXperia 1 VII、そして1世代前のXperia 1 VIが最有力候補とみられ、これらフラッグシップ向けの大型アップデートになりそうです。
カメラのAI強化やゲーム中の安定性改善に期待
カメラアプリの全面見直しが示唆されたことで、最新AI技術を活用した画像処理の強化や、UIの改善、撮影体験の向上が期待できます。
また、Game Enhancerに関しては、ゲーム中の温度管理やバッテリー制御、パフォーマンス最適化といった領域の強化が行われる可能性があります。
とはいえ、現時点で判明しているのは断片的な情報のみであり、詳細は今後のリークや公式発表を待つ必要があります。
来年初めに向けてXperiaのソフトウェア体験が一段と進化する可能性が高まってきました。フラッグシップモデルを中心に、今回のアップデートがどこまで刷新されるのか、今後の続報に注目したいところです。

