
Xiaomi が展開する Poco F8 シリーズを対象に、海外メディアGSMArenaが実施したアンケート結果が明らかになりました。ユーザーの評価ははっきりと分かれており、シリーズ最上位の Poco F8 Ultra に人気が集中する一方、Poco F8 Proはやや存在感が薄い状況となっています。
価格破壊のUltra、品薄状態が続く


Poco F8 Ultraが支持を集めた最大の理由は、トップクラスの性能を“破格”の価格で実現している点にあります。
Poco公式サイトでは、256GB版が700ユーロ、512GB版が750ユーロという早期割引価格のまま掲載されていますが、いずれも品切れ。Amazonでは一時期、650ユーロ/700ユーロというさらに安い価格で販売されていたこともあり、コストパフォーマンスの高さが際立っています。
比較として、たとえば Realme GT 8 Pro(512GB)はおよそ1,100ユーロ。充電器やイヤホンの付属特典があるとはいえ、価格差は極めて大きく、Ultraが“お買い得すぎる”印象を与えているのは間違いありません。
性能評価は上々、ただし弱点も指摘
F8 Ultra には Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、性能面はフラッグシップ級。ただし、冷却設計の不十分さや、公式発表を大きく下回る画面輝度など、弱点も指摘されています。
一方の Poco F8 Proも Snapdragon 8 Eliteを採用し、価格を考えれば十分に魅力的なモデルです。しかし、8MPの超広角カメラに対する不満の声が多く、コストダウンを感じさせるポイントが評価の足かせになっています。
また、旧モデルのPoco F7 Ultraが同価格帯で見つかる場合、そちらを優先するユーザーも一定数おり、F8 Pro はやや割を食う形になっています。
アンケート結果は“Ultra優勢”が鮮明
GSMArena が公開した投票グラフでは、F8 Ultraが大きく票を集め、F8 Proは影に隠れる形となりました。
ただし、今後の割引施策次第では評価が変わる可能性も指摘されています。
入手困難な地域も増加
さらにユーザー報告によると、地域によっては F8シリーズ全体が品薄となっている模様です。特にUltraは在庫切れが続いており、購入を検討している場合は入荷待ちになる可能性があります。
F8 Ultraの価格破壊級の魅力が強すぎるため、Pro が霞んでしまったというのが今回のアンケートの実像といえそうです。今後の値動きや在庫状況によって、シリーズ内の評価バランスがどう変わっていくのか注目されます。
