
シャープが、配信を一時中断していた「AQUOS sense9」向けのソフトウェアアップデートを再開しました。今回の更新では、画面が消灯している状態で電話が鳴らず、いきなり不在着信になるという不具合が修正されています。
“画面オフで鳴らない”深刻トラブルに対応

対象となるのは、SIMフリー版「AQUOS sense9 SH-M29」と、NTTドコモ版の「SH-53E」。11月10日から配信されたアップデート後、一部の端末で 着信音が鳴らないまま不在着信になってしまう 事象が発生していました。
ユーザーからは、
- 着信履歴だけ残り、呼び出しに気づけない
- 発信側には「ワンコールで切れた」ように見える
- 再現率がほぼ100%という報告も
といった声が寄せられ、電話の基本機能に関わる深刻な内容でした。
今回の修正により、 画面消灯中でも正常に着信音が鳴動するよう改善 されたとのことです。アップデートは自動で適用されるため、特別な操作は必要ありません。
Android 15に続き「2度目の停止」だった sense9
AQUOS sense9では、今年春に配信された Android 15アップデートでも不具合により一時停止 しており、今回が2度目の配信中断となります。
前回もシステム処理に関する不具合が原因とみられており、今回もドコモ版・SIMフリー版の双方で同じ症状が発生していたことから、キャリア依存ではなくシステム側の問題と考えられます。
購入者向けの問い合わせ窓口
不具合修正版への更新は自動で行われますが、もし端末の挙動に不安がある場合は、以下の窓口で相談が可能です。
| 対象モデル | 連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| SIMフリー版 SH-M29 | シャープデータ通信サポートセンター(050-5846-5418) | 10:00〜17:00(12/31・1/1除く) |
| ドコモ版 SH-53E | SH-53Eドコモ相談センター(0120-582-360) | 9:00〜20:00(年中無休) |
今回の修正によって、ようやく本来の動作に戻ったAQUOS sense9。国内で人気の「堅実スマホ」らしい信頼を取り戻せるのか、今後のアップデート対応にも注目したいところです。
