
Googleがテストしていた新しいスクリーンショット編集機能が、正式版ユーザーにも提供され始めました。これまでAndroid 16 QPR2 Beta 1の一部向けに試験実装されていましたが、11月の安定版アップデートを適用したPixel端末で利用できることが確認されています。
Pixel Studioと統合、AI編集や消去が可能に
今回の変更により、スクリーンショット編集画面が従来のツールから「Pixel Studio」ベースのインターフェースへと移行しました。編集画面はスクリーンショットを撮影した後、編集ボタンを押すことでPixel Studioアプリ内で開き、より多彩なツールが利用できます。

Android Authorityによると、この新エディターは複数のPixel端末で確認されており、Pixel 9 Pro XLではAndroid 16(ビルド番号:BP3A.251105.015)で動作しました。さらに、Pixel Studioアプリのバージョンが「2.0.001.793728176.12」以上であることが条件となっています。
AI編集のプレビュー機能も搭載
新エディターでは、画像の切り抜きやマークアップに加え、AIによるオブジェクト選択や生成的な消去・補完機能が利用できます。対象部分を選択し、どのように編集したいかを自然言語で指示するだけで、Pixel Studioが自動で編集を試みる仕組みです。
ただし、このAI機能はまだプレビュー扱いであり、結果が期待通りにならない可能性もあるとされています。
色選択やフォント、ステッカー作成も強化
マテリアルデザイン3の表現力を反映し、配色セレクターが拡張されたほか、テキスト編集ではフォント選択の幅が増加。ハイライトツールにも新しいカラー選択が適用されています。また、Pixel Studio経由でステッカーを追加・自作することも可能です。
新しいツールバーには以下の機能が並びます。
- トリミング
- マークアップ
- テキスト
- AI編集(魔法の杖アイコン)
- ステッカー
- AI消去(消しゴムアイコン)
AI編集とAI消去は、それぞれクイック選択と手動選択の両方に対応しています。
新しいエディターは、最新の11月Pixelアップデートを適用した端末から順次利用可能となっています。すでにアップデートしたユーザーは、一度スクリーンショットを撮影し、編集画面を開いて変化を確かめてみる価値がありそうです。
