シャオミ初のNASがついに姿を見せる? 2.5/3.5インチHDD対応モデル、17 Ultraと同時発表の可能性


シャオミが家庭用NAS市場に参入する――そんな噂が今年に入って急速に広がり始めました。当初は計画にすらなかったとされるこのプロジェクトですが、同社の10Gルーターの宣伝画像が「NASに見える」とSNS上で話題になったことがきっかけで、一気に開発が現実味を帯びたといわれています。

■ 2.5/3.5インチSATAドライブに対応、複数OSで利用可能

最新の情報によると、シャオミ初となるNASは2.5インチ並びに3.5インチのSATAストレージに対応し、AndroidやiOSのほか、WindowsやmacOS、さらにLinuxベースのTV OSでも利用できる設計になるようです。使い勝手を重視した一般家庭向けのモデルとされ、ファーウェイが提供している家庭用NASと近い方向性になりそうです。

また、発表時期については、フラッグシップモデル「Xiaomi 17 Ultra」と前後して登場する見込みだと複数のリーク筋が伝えています。

■ 大きな変更は見られないが内部スペックが判明か

中国SNS・Weiboには、試作機と思われる写真やパッケージのスペック表を撮影した画像も投稿されています。筐体そのものはまだ特徴を掴みにくいものの、200.5 × 85 × 16mmのサイズを持ち、USB 3.0やHDMI、2.5Gbps対応の有線LANポートを備えることが読み取れます。

■ Mi Homeとの連携に強み

シャオミエコシステムの責任者である陳波(Chen Bo)氏は、この製品を「Mi Homeユーザー向けのスマートストレージハブ」と説明しています。スマートフォンやテレビ、タブレット、PCとシームレスに連携でき、外部ストレージとしての拡張、AIによる写真整理、映画ポスター風ライブラリの自動作成、クラウド連携、リモートダウンロードなど、家庭内メディアサーバー的な役割も担う構想のようです。

■ 量産はすでに完了、年内発売へ

関係者によると、このNASは2025年10月時点で量産と社内テストを終えており、年内の正式発表が確定しているとのことです。コアな自作NAS層ではなく、「買ってすぐ使える」ことを重視したライトユーザー向けの設計になり、特にApple製品との相性を高める取り組みも進めているとされています。

新規事業としては異例のスピード展開ですが、スマート家電を中心とした同社のエコシステムと組み合わせれば、“家庭用NAS普及の起爆剤”になる可能性もありそうです。

ソース

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