次世代Xperiaに搭載?ソニーなどの「LOFICセンサー」採用計画が浮上

2026〜2028年に“大転換” スマホ主要メーカー、LOFIC搭載CMOSでダイナミックレンジ競争へ

スマートフォンのカメラ性能は、画素数競争から“画質の質”そのものを高める方向へとシフトしつつあります。その流れを象徴するように、信頼性の高いリーカー「Digital Chat Station」が、ソニー・サムスン・アップルの3社がLOFIC技術を使った次世代センサーを準備していると投稿しました。導入タイミングは2026年後半から2028年にかけて段階的に進むとみられ、業界全体で大きな転換点を迎える可能性があります。

まず動くのはソニーとサムスン、2026〜2027年に投入?

リークによると、ソニーは1/1.3型のLOFICセンサーを開発中で、OPPOやVivo向けに提供する計画があるとのことです。試作機は2026年末ごろに登場する見込みとのことです。

一方サムスンは、社内コードネーム「HPA」と呼ばれる2億画素クラス・1/1.1型の大型イメージセンサーを準備中。こちらも2026年末から2027年初頭の間に商用化されるという情報が出ています。超高画素と高ダイナミックレンジを両立させる“新世代センサー”になる可能性があります。

Appleは2028年、独自CISで参入

アップルもLOFIC技術対応の自社製CMOS(CIS)を開発中で、現在の計画では2028年のiPhoneで初採用する見込みとされています。
過去には「2027年の“iPhone 20周年モデル”に初搭載」との噂もありましたが、どうやら1年遅れて登場する可能性が高まっています。

LOFICは何がすごいのか?

LOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)は、明るい部分のセンサー内で発生する余剰電荷を横方向のキャパシタに逃がす構造を持つ技術で、白飛びを抑えて階調を滑らかに記録できるのが特徴です。
これにより、

  • ハイライトの粘りが向上
  • 暗所との明暗差が大きい場面でも階調が自然
  • “映画のような”広いダイナミックレンジを再現

といった画質面でのメリットが期待できます。

スマホはこれまで「画素数の多さ」や「ズーム倍率」など分かりやすい数字が競争軸でしたが、今後はセンサー構造そのものによる画質向上が主戦場になる可能性があります。

スマホの撮影体験は大きく変わる?

今回のロードマップが事実であれば、ソニーとサムスンが2027年頃までにLOFIC搭載センサーを市場に送り込み、その後アップルが独自センサーで追随する流れとなります。特に各社フラッグシップに採用される可能性が高いため、数年内にスマホの写真・動画表現はさらに一段上がると見られます。

なお、現時点で3社とも公式発表は行っていません。しかし複数のメーカーが同時期に同技術を準備しているという情報が出てきたことで、“次のスマホカメラ革命”の足音は着実に近づいているように思えます。

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