サムスンが開発中とされる「One UI 8.5」では、デザイン刷新やAI機能の強化に加えて、カメラ機能の大幅な進化が期待されています。流出したテスト版の情報からは、映像制作や写真撮影に役立つプロフェッショナル向けツールが追加される可能性が浮上しました。
LUT対応で映像編集がさらに手軽に
Galaxy S25シリーズでは「Log撮影」が導入され、後にOne UI 7のアップデートでGalaxy S24 Ultraにも展開されました。Log映像はフラットで淡い見た目ですが、その分、後から色調整の自由度が高いのが特徴です。
One UI 8.5では、このLog映像の編集をより簡単にするために、標準の動画編集アプリに「LUT（ルックアップテーブル）」が追加されるとみられます。実際に流出ビルドを検証したユーザーがSNSに共有した映像では、「Standard」「Blockbuster」「Thriller」「Romantic Comedy」といった複数のLUTプリセットが確認されており、まるで写真のフィルター感覚で映像の雰囲気を変えることが可能になるようです。
カメラアプリに3D撮影機能を統合か
さらに注目されるのは、これまで専用アプリが必要だった「3D撮影」の統合です。流出したコードには「3D Capture」や「APV（Advanced Professional Video）」といった記述が含まれており、今後は標準カメラアプリだけで3D写真や3D動画の撮影が行えるようになるかもしれません。
今後の展望
これらの新機能が実際に実装されれば、Galaxyシリーズは動画クリエイターや写真愛好家にとって、より魅力的なツールとなるでしょう。特にLUT対応や3D撮影機能は、専門的な編集スキルがなくても手軽に映像表現の幅を広げられる点で注目を集めそうです。One UI 8.5の正式発表に期待が高まります。
