
Googleの新型スマートフォン「Pixel 10」シリーズの発表が今月下旬に迫る中、一部製品について発売直後の入手が難しくなる可能性が浮上しています。ドイツのメディアWinFutureが報じたところによると、GoogleはPixel 10シリーズの一部製品について、発売後すぐに販売開始できない状況にあるとのことです。
Pixel 10、10 Proは予定通り、折りたたみモデルやウェアラブル製品が遅延か
報道によれば、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLといった標準モデルについては、予定通り8月28日から順次出荷が開始され、店頭にも早期に並ぶ見通しとなっています。
一方で、折りたたみスマートフォン「Pixel 10 Pro Fold」、スマートウォッチ「Pixel Watch 4」、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds 2a」の3製品については、発売イベントから約6週間遅れとなる10月9日以降の出荷開始になると伝えられています。具体的な理由は明かされていないものの、サプライチェーン上の問題が影響している可能性が高いとされています。
Pixel 10 Pro Foldは新機能搭載が遅延の要因か

Pixel 10 Pro Foldに関しては、ディスプレイやヒンジの設計を刷新し、シリーズ初となるIP68の防水防塵対応やQi2規格によるワイヤレス充電機能の追加など、ハードウェア面での大幅なアップグレードが遅延の一因とみられています。
また、Pixel Watch 4についても内部設計の変更や充電システムの見直しが行われており、これが生産スケジュールに影響している可能性があるとのことです。一方で、Pixel Buds 2aの遅延理由については現時点で明らかになっていません。
発表イベントで詳細が明らかに?
Googleは8月20日に「Made by Google」イベントを開催予定で、ここで製品ラインナップや出荷スケジュールに関する詳細が正式にアナウンスされると見られています。今回の遅延報道はあくまで内部情報に基づくものであり、今後状況が変わる可能性も残されています。