
Xiaomiは、中国国内向けにフラッグシップモデル「Xiaomi 15」のAndroid 16アップデートを正式にリリースしました。今回のアップデートでは、「HyperOS 2.3(ビルド番号:OS2.0.230.18.WOCCNXM)」が配信され、Xiaomi 15としては3回目のメジャーアップデートとなります。
これにより、XiaomiはAndroid最新バージョンへの迅速な対応という点で、再び業界トップクラスの存在感を示しました。
強化されたAIアシスタント「Super Xiao Ai」
今回のアップデートで最も注目されるのが、Xiaomi独自のAIアシスタント「Super Xiao Ai」の機能強化です。特に、端末の電源ボタンに音声対話機能を割り当てることが可能となり、ハンズフリー操作が一段と便利になりました。

設定方法は以下の通りです:
- 設定 > 詳細設定 > クイックジェスチャー
- シャットダウン・再起動オプション内の電源ボタン動作カスタマイズ
これにより、ユーザーは物理ボタンを使ったAI呼び出しがスムーズになり、操作性が大幅に向上します。
システム安定性を重視した改良も
加えて、システムの信頼性を高めるために「強制再起動」に関する仕様も見直されました。誤操作による意図しない再起動を防ぐため、電源ボタンの長押し時間が12秒に延長され、特に重要な処理中の安定性確保が図られています。
配信状況と対象ユーザー
今回のアップデートは、Xiaomiの公式チャネルを通じてリカバリROMおよびOTA(Over-the-Air)で順次提供されています。Xiaomi Mi Pilotプログラムの参加者が先行して受け取る形で、段階的なロールアウトが実施されています。
高まるXiaomi 15の競争力
AI機能の充実とシステムの最適化を重ねることで、Xiaomi 15は引き続き市場での競争力を維持する狙いです。Android 16対応の先陣を切ったことで、ユーザー体験のさらなる向上が期待されます。