
Snapdragon 8s Gen 4搭載でもスコアは平凡
グローバル展開が間近とされているXiaomiの新型スマートフォン「Poco F7」が、正式発表を前にベンチマークサイトGeekbenchに登場しました。ミドルハイ〜ハイエンド帯を狙う同モデルですが、搭載チップの性能に見合わないスコアが記録されたことで、早くも評価に陰りが見え始めています。
今回登場したのは型番「25053PC47G」の端末で、これはすでに複数の認証機関に出現していたモデルと一致します。内部にはSnapdragon 8s Gen 4とAdreno 825 GPUを搭載しており、メモリは12GB。現行の上位機種と同等の構成と言ってよいでしょう。
Geekbenchスコアは予想を下回る
しかし、注目すべきはそのスコア。Geekbench上でのシングルコアは1,937点、マルチコアは6,021点と、同じチップを採用する他機種に比べて明らかに低い数値となっています。

参考までに、Snapdragon 8s Gen 4は本来、Snapdragon 8 Gen 3に匹敵する性能を持つとされており、通常はシングル約2,100点、マルチ約7,000点前後を記録するのが一般的です。そうした中でこの結果は、最適化不足、あるいは発熱や電力制御のチューニングによる影響が疑われます。
Redmi Turbo 4 Proのグローバル版か
Poco F7は、今年4月に中国市場で発表されたRedmi Turbo 4 Proのグローバル展開モデルと見られています。Xiaomiはすでに数日前からティーザーを開始しており、今月中にも正式発表される見込みです。
性能面ではやや不安の残るスタートとなったものの、価格や付加価値次第では依然として注目機種となる可能性もあります。引き続き、発表日や他スペックの詳細に注目が集まりそうです。