Galaxy Z Flip 7の量産開始 Exynos 2500搭載で登場へ

初のExynos搭載フォルダブルモデルが誕生か

韓国メディアの報道によると、Samsungは次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip 7」の量産を正式に開始した模様です。注目すべきは、これが初めてExynosチップを搭載するGalaxy Zシリーズとなる点です。

これまで、Galaxy Z Flip 7にどのSoC(システムオンチップ)が採用されるのかについてはさまざまな憶測が飛び交っていましたが、最終的に「Exynos 2500」が搭載されることが確定したと伝えられています。ただし、リーカーのJukanlosreve氏によれば、今回採用されるのは性能を一部抑えた「Exynos 2500e」版である可能性もあるとのことです。

3nmプロセス採用、歩留まりには課題も

Exynos 2500は、Samsungが開発した3nm世代の製造プロセス「SF3(3GAP)」を用いて生産されています。しかし、業界推定ではこのプロセスの歩留まりはおよそ40%程度とされており、大量生産には厳しい状況が指摘されていました。それでもSamsungが量産に踏み切った背景には、コスト削減や、自社ファウンドリ事業の立て直しを図る意図があると見られています。

また、フォルダブルスマートフォンの市場規模自体がまだ小さいため、必要なチップの数も比較的少なく、歩留まりの低さが深刻な問題になりにくい点も決断を後押ししたと考えられます。この取り組みは、将来的に2nmプロセス「SF2」の量産最適化にもつながる重要な経験となるでしょう。なお、SF2は第三者向けAIチップ製造にも利用予定であり、Samsungにとっては戦略的にも重要なプロセスとなっています。

Galaxy Z Fold 7はSnapdragonを継続搭載か

一方で、同時期に発表される見込みの「Galaxy Z Fold 7」は、引き続き「Snapdragon 8 Gen 3 Elite for Galaxy」チップを採用するとみられています。このチップはすでにGalaxy S25シリーズにも搭載予定です。

興味深いことに、来年以降のGalaxy Z Fold 8およびGalaxy Z Flip 8では、再び「Snapdragon 8 Gen 4 Elite for Galaxy」に切り替わる可能性が示唆されています。

Z Flip 7は小幅な進化にとどまる見通し

スペック面では、Galaxy Z Flip 7は前モデル「Galaxy Z Flip 6」からの順当なアップグレードにとどまる見込みです。大幅なデザイン変更や劇的な機能追加は期待しにくいものの、内部性能の強化や細かな使い勝手の改善が図られるとみられています。

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