
サムスンの次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズには、自社製チップ「Exynos 2600」が採用される可能性が高まっています。信頼性の高いリーカー@Jukanlosreve氏によると、「Exynos 2600は確実に復活し、S26シリーズに搭載される」とのことです。ただし、供給量が限られているため、過去の「Exynos 990」と同様の状況になる可能性があると指摘されています。
Exynos 2600、2nmプロセスで製造へ
Exynos 2600は、サムスンの2nmプロセス「SF2」を採用する予定です。このプロセスは、3nmの「SF3」と比較して12%の性能向上、25%の電力効率向上、5%のチップサイズ縮小が見込まれています。SF2は、第3世代のGAA(Gate-All-Around)技術を使用しており、サムスンの半導体技術の進化を示す重要なステップといえるでしょう。

一方で、@Jukanlosreve氏が言う「Exynos 990のような状況」とは具体的に何を指すのかは明確ではありません。Exynos 990はGalaxy S20やNote 20シリーズに搭載され、アメリカ・カナダ・中国を除く多くの地域で採用されましたが、これは供給制限よりも特許問題の影響が大きかったと考えられます。しかし、TrendForceのレポートによると、SF2プロセスの初期歩留まりは「予想以上に良好で30%以上」とされており、供給面での大きな懸念は少ないかもしれません。
Galaxy S26シリーズは2025年初頭に発表か
Exynos 2600の量産は、2025年の第4四半期に開始される見込みです。これにより、Galaxy S26シリーズの生産にも十分な供給が期待されます。サムスンの次期フラッグシップは、2025年1月末から2月初頭にかけて発表される可能性が高いとみられています。
Exynosシリーズは、一部のモデルで再び採用されるものの、全てのS26シリーズに搭載されるわけではなく、Snapdragonモデルとの併用になる見通しです。今後の情報にも注目していきたいところです。