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Googleの次期ミッドレンジスマートフォン「Pixel 9a」が、ついにFCC(米連邦通信委員会)の認証を通過しました。PixelのAシリーズといえば、これまでフラッグシップモデルのデザインを踏襲してきましたが、Pixel 9aではその流れが変わるかもしれません。すでにリークされた情報によると、新モデルはこれまでのPixelシリーズとは異なるフラットなデザインを採用しており、新たな方向性を示唆しています。
Pixel 9a、Wi-Fi 6Eと衛星通信に対応か
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FCCの認証情報からは、Pixel 9aに関するいくつかの重要な仕様が明らかになっています。まず、このモデルがWi-Fi 6Eに対応することが確認されました。これにより、より高速で安定したインターネット接続が可能となり、ストリーミングやオンラインゲームなどの快適性が向上するでしょう。
さらに注目すべきポイントは、Pixel 9aが衛星通信機能をサポートする可能性があるという点です。この機能は、これまで一部のハイエンドモデルに限定されていたものですが、Pixel 9aが対応すれば、最も手頃な価格で衛星通信を利用できるスマートフォンのひとつとなるかもしれません。これが事実なら、圏外でも緊急メッセージの送受信が可能になり、スマートフォンの通信環境が大きく変わる可能性があります。
複数のモデルナンバーが確認される
FCCのデータベースでは、Pixel 9aに関連する「GTF7P」「G3Y12」という2つのモデルナンバーが確認されています。また、以前には「GXQ96」という型番もリークされており、地域ごとに異なるバージョンが存在する可能性も考えられます。
なお、FCC認証を通過したデバイスは通常、数カ月以内に正式発表される傾向があります。今回の申請が2月7日に行われていることから、Pixel 9aの発表はそう遠くないと見られます。
新デザインに加え、Wi-Fi 6Eや衛星通信対応の可能性が浮上したPixel 9a。手頃な価格でありながら、これまでのAシリーズにはなかった機能が加わることで、ミッドレンジスマートフォン市場での注目度が一気に高まりそうです。Googleがこの新モデルでどのような戦略を打ち出すのか、正式発表が待ち遠しいですね。