
今年9月、Androidフラッグシップモデルの発表ラッシュが訪れるかもしれません。複数の中国メーカーが、Snapdragon 8 Elite 2やDimensity 9500を搭載した新型スマートフォンを、例年より早い9月に投入する可能性が高まっています。これにより、同時期に発表されると予想されるiPhone 17シリーズと直接対決する構図が生まれるかもしれません。
9月発表に動く中国メーカー—Xiaomi、OnePlus、Vivoも候補に?
通常、中国のスマートフォンメーカーは年末に向けてフラッグシップモデルを発表する傾向があります。たとえば、2024年にはOnePlus 13、Xiaomi 15シリーズ、Vivo X200シリーズが10月に発表されました。しかし、著名リーカーDigital Chat Stationによると、今年は9月発表へとスケジュールが前倒しされる可能性があるとのことです。

現時点では、具体的な機種名は明らかにされていませんが、例年の流れを考えると、Xiaomi、OnePlus、Vivoといったブランドが、いち早く新型チップを搭載したモデルを投入する可能性が高いでしょう。
次世代チップ搭載でさらなる性能向上へ
今回の新機種の目玉となるのが、次世代のSnapdragon 8 Elite 2およびDimensity 9500です。過去のリーク情報によれば、これらのチップセットはGeekBench 6のシングルコアスコアで約4000を記録する可能性があり、これは現行のSnapdragon 8 Elite(約3200)と比較して25%もの性能向上を意味します。
加えて、フラットスクリーン&極薄ベゼルのデザインが採用されると予想されており、視覚的なインパクトも大きな進化を遂げるかもしれません。
iPhone 17シリーズに対抗か—TSMCの最新3nmプロセスを採用?
中国メーカーが発表時期を9月に前倒しする理由として、iPhone 17シリーズへの対抗が挙げられます。Appleは例年9月に新型iPhoneを発表しており、2025年モデルではA19チップ(iPhone 17 / 17 Air向け)とA19 Proチップ(17 Pro / 17 Pro Max向け)が搭載されると予想されています。
また、A19 / A19 Pro、およびSnapdragon 8 Elite 2が、いずれもTSMCの最新3nm(N3P)プロセスを採用する可能性があるとの噂もあり、両陣営のチップ性能の差はさらに縮まる可能性があります。
9月のスマホ市場は激戦必至?
現時点ではあくまでリーク情報の段階ですが、もし9月にAndroidフラッグシップが続々と発表されることになれば、例年になく激しい競争が繰り広げられることになりそうです。AppleのiPhone 17シリーズに対し、中国メーカーがどのような戦略を打ち出すのか、今年のスマートフォン市場は一層注目を集めることになりそうです。