
先日国内リリースされたシャオミのサブブランドモデル「POCO X7 Pro」。
Mediatek Dimensity 8400 Ultraというアッパーミドル・準ハイエンド向けチップセットを搭載しながらも、価格は5万円を切る4万9980円と、かなり魅力的な機種となっています。
一方、このPOCO X7 Proに搭載のDimensity 8400 Ultraについては他に搭載機種がないことから、その性能については未知数な部分があるのも事実。そこで今回は他メーカーと比べて「割高」と言われるXperiaスマートフォンを比較対象に、このPOCO X7 Proのベンチマーク性能を見てみたいと思います。
POCO X7 Pro VS Xperiaのベンチマーク性能比較
以下はPOCO X7 Pro、Xperia 1/5 V、Xperia 1 VIのGeekbech 6のCPUベンチマークスコアを比較したものです。

ご覧のように、POCO X7 Proのスコアはシングルコアが1500ポイント台中盤、マルチコアが平均で6000程度となっています。
対するXperiaはSnapdraogn 8 Gen 2搭載のXperia 1/5 Vのスコアが約1900/5500ポイント、Snapdragon 8 Gen 3搭載のXperia 1 VIのスコアが2150/6500ポイント程度となっています。
つまり、このPOCO X7 ProのCPU性能はXperiaでいうとXperia 1/5 VとXperia 1 VIの間くらい、ということになります。
また、このXperia 1 VI > POCO X7 Pro > Xperia 1/5 Vという性能関係はGPUベンチマークスコアでも同様です。

ちなみに、これらXperia 1/5 V、Xperia 1 VIの中で最も安価なXperia 5 Vですが、それでもソニー公式ストアでの価格は129,800円。POCO X7 Proの2.5倍以上の価格ということになります。
XperiaにはXperiaにしかない魅力があるのは確かですが、さすがにこの性能差と価格差を考慮すると、やはりXperia、特にXperia 1 VIより古い旧型モデルを買うのはコスパが悪すぎるような気がしてしまいますね。