
Xiaomiの次期フラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」に、GoogleのGemini Advanced(有料版AIアシスタント)が無料で付属する可能性が浮上しました。これは、Pixel 9シリーズやGalaxy S25シリーズに続き、XiaomiがGoogleの最先端AIを提供する3番目のブランドになることを意味します。
Gemini Advanced無料提供の手がかり
この情報の発端となったのは、Googleアプリ(バージョン16.7.21.sa.arm64)のAPK解析。コード内には、SamsungやPixelに加えてXiaomiの記述が確認されており、Gemini Advancedのサブスクリプションに関連する内容が含まれていました。

Xiaomi 15 Ultraがこの対象機種であると名指しされたわけではありませんが、タイミング的に3月2日のXiaomi発表イベントに登場する可能性が非常に高いと見られています。もし正式に提供が決定すれば、月額2900円(年間34,800円)の高機能AIアシスタントを無料で利用できることになり、大きなアピールポイントとなるでしょう。
Gemini Advancedとは?
Gemini Advancedは、GoogleのAIアシスタントの上位版で、通常の無料バージョンにはない高度な推論能力や複雑なタスク処理機能を備えています。月額20ドルのサブスクリプションを支払うことで、より洗練されたAI体験が可能になります。
Googleは近年、従来のGoogleアシスタントからGeminiへの移行を積極的に進めており、フラッグシップスマートフォンにGemini Advancedをバンドルする戦略を採っています。一定期間無料で提供することで、ユーザーに新しいAI体験を試してもらい、その後の有料継続を促す狙いがあると考えられます。
無料提供の期間と価値
現時点で、Xiaomi 15 UltraのGemini Advanced無料提供期間は明らかになっていません。しかし、他のハイエンドスマートフォンの提供条件と同様であれば、6カ月の無料期間が有力と見られます。これはユーザーにとっては大きなメリットとなります。
さらに、最も魅力的なケースでは、1年間(無料で提供される可能性もあり、これが実現すれば、Xiaomi 15 UltraはAI体験を重視するユーザーにとって、極めて競争力の高い選択肢となるでしょう。
Xiaomiの戦略的狙い
XiaomiがGemini Advancedを無料提供する背景には、ソフトウェア体験の充実によってプレミアム市場での競争力を高める狙いがあると考えられます。特に、ハードウェアのスペックだけでなく、AIやソフトウェアのエコシステムが重要視される市場での差別化に繋がるでしょう。
また、Googleにとっても、XiaomiをGemini Advancedの提供対象に加えることで、AIアシスタントの普及を加速させるメリットがあります。特に、Xiaomiの強い影響力を持つアジアやヨーロッパ市場において、Geminiのユーザー基盤を拡大できる可能性が高まります。
正式発表は3月2日か
Xiaomi 15 Ultraの発表イベントが3月2日に予定されているため、Gemini Advancedの無料提供が実際に行われるのか、どの程度の期間適用されるのかが明らかになるのも間もなくでしょう。
さらに、Xiaomi 15 Ultraは最先端のカメラ技術、高性能プロセッサ、革新的なデザインを備えると噂されており、今回のGemini Advanced無料提供が実現すれば、2025年のフラッグシップスマートフォン市場で注目の一台になることは間違いありません。