
Samsungが提供するAndroid 15(One UI 7)のアップデートが、再び遅れる見通しであることが報じられました。今回の延期により、Galaxyシリーズへの本格的な展開は早くても2025年4月以降になるとのことです。
One UI 7は過去最大級のアップデート
One UI 7は、Samsungにとって過去最大級のアップデートです。デザインの大幅な刷新、新しいアプリや機能の追加など、ユーザー体験を大きく向上させる内容になっています。実際、Galaxy S25 Ultraのレビューでも「One UI 7こそが同モデル最大の魅力」と高く評価されています。
しかし、現時点でAndroid 15が正式に利用できるのはGalaxy S25シリーズのみ。ほかのGalaxyシリーズ向けの提供は、まだ先になりそうです。
ベータ版は6回に分けて提供、正式版は4月以降?

Samsungは2024年12月にGalaxy S24シリーズ向けにOne UI 7のベータ版をリリースしましたが、その後ベータプログラムが拡大されることはなく、正式版の提供時期も「2025年になる」とアナウンスされていました。
今回の情報によれば、Galaxy S24シリーズでは合計6回のベータリリースが予定されており、
- Beta 4が今月中に
- Beta 5が3月に
- Beta 6が4月に
それぞれリリースされる見通しです。その後、他のGalaxyスマートフォンやタブレットにも順次展開されるとみられます。
One UI 7.1は消滅?
Samsung関連の情報サイトSamMobileによると、今回の延期がOne UI 7.1のリリース計画にも影響を与える可能性があるようです。代わりに、「One UI 7.0.1」として改良版が投入される見込みです。この改良版は、Samsungの次世代フォルダブルシリーズで初めて登場するといわれています。
一方、Googleは2025年5月または6月にAndroid 16のリリースを予定しており、Samsungのアップデートが再び遅れを取る可能性もあります。
ちなみにサムスンのGalaxyフラッグシップ向けのOSアップデートがここまで遅くなった、というのは今回が初めてではないかと思われます。