Samsungの最新フラッグシップ「Galaxy S25」シリーズが、ついにAndroidのシームレスアップデート機能に対応しました。この機能は「A/Bパーティション」とも呼ばれ、Galaxy S25、S25+、S25 Ultraの全モデルで利用可能です。では、この新機能がユーザーにもたらす利点を詳しく見ていきましょう。
そもそもシームレスアップデート(A/Bパーティション)とは?
シームレスアップデートとは、Androidが2016年に導入した仕組みで、OSアップデート時のダウンタイム(利用不可時間)を大幅に短縮する画期的な技術です。従来の方法では、以下のような流れで更新が行われていました:
- 新しいファームウェアをダウンロード
- インストールのために再起動
- インストールが完了するまでの間、スマホが使用不可
このプロセスには数分かかり、その間、インターネットやメッセージ、電話機能も一切使えません。
一方、Galaxy S25シリーズが採用するA/Bパーティションでは、こうした不便が解消されます。ファームウェアはバックグラウンドで「空いているパーティション」に自動インストールされるため、更新中でもスマホを通常通り使い続けることができます。そして、インストールが完了したら再起動1回で新バージョンへ切り替え。再起動も短時間で済むため、ユーザーにとって非常にスムーズな体験が実現されるのです。
ストレージへの影響は?
A/Bパーティションは、スマートフォンの出荷段階で設定される必要があるため、後から追加することはできません。しかし、Galaxy S25シリーズでは、ストレージ容量に影響を与えないよう設計されており、この点でも心配は不要です。
Samsungがシームレスアップデートに対応した背景
Googleがこの技術を導入したのは2016年ですが、Samsungがこれを自社のスマートフォンに採用したのは比較的最近のことです。2024年には、ミドルレンジモデルの「Galaxy A55」でテストが行われ、今回のGalaxy S25シリーズでフラッグシップとして初めて正式採用されました。
まとめ:待望のアップデート体験を提供するGalaxy S25シリーズ
Galaxy S25シリーズは、シームレスアップデートを搭載することで、OS更新時の不便を解消し、ユーザーにより快適な体験を提供します。バックグラウンドで更新が行われるため、仕事やエンタメ中に中断されることもありません。また、ストレージへの影響もなく、メリットばかりのこの技術を活用できるのは大きな魅力です。
コメント