来年1月の発表、リリースが噂されているサムスンの次世代フラッグシップ、Galaxy S22シリーズ。
同シリーズの一部地域・国向けのバージョンに搭載されると言われているのが同社の次世代チップセット、Exynos 2200です。
そして今回、このExynos 2200についてちょっと気になる新情報がでてきました。
韓国メディア、INFOSTOCK DAILYが伝えたもので、これによるとExynos2200は5nmプロセス製造となり、すでに2億個を受注している、とのこと。
5nmプロセスは同社の既存最新チップ、Exynos 2100と同じ。
これまでの情報ではこのExynos2200は同社の次世代製造プロセス、4nmプロセスで生産されると言われていましたが、どうやら据え置きとなるようです。
また、同世代のライバルチップになるであろうクアルコムのSnapdragon 898が4nmプロセスとなることはすでにほぼ確定しているので、そういった意味ではExynos2200は製造プロセスにおいてはSnapdragonよりも1世代遅れる、ということに。
一方、性能面では「サムスンExynos 2200のGPU性能は、クアルコムの最新GPU「Adreno 650」を上回り、昨年Exynos 2100で問題となった発熱問題も解決されていることが確認された」とも。
つまり、少なくともGPU性能においてはSnapdragon 888よりも高性能になり、Exynos 2100の発熱問題も解消されている、ということに。
Exynos2200はGalaxy以外にも搭載か
ちなみにこれ、個人的に気になったのはこのExynos2200がすでに2億個の発注を受けた、という部分。
ご存知のようにこれまで、サムスンの最上位チップ、例えばExynos 2100はフラッグシップGalaxyにしか搭載されていません。
ただ、グローバルに見るとスマートフォン売上の大半はミッドレンジ以下のモデルで、Galaxyにおいてもミッドレンジシリーズ、Galaxy Aシリーズが売上台数的には主力と言われています。
ちなみにGalaxy S21シリーズの発売後6カ月間の合計出荷台数は1,350万台と言われており、この半分程度はSD888搭載のはず。
そんな中でGalaxyハイエンドモデル向けだけにチップを2億個発注、というのは少し多すぎるような気もします。
となると、ひょっとしてこのExynos 2200においてはGalaxy以外、他社モデルへの供給の可能性もあるのでしょうか?
ソース:INFOSTOCK DAILY
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