以前当サイトでお伝えした、Xperia 1 VのAndroid 14アップデートに伴う不具合。
具体的にはアップデート後に端末を起動しようとすると、画面がXperiaロゴの表示部分でフリーズした状態となり、そこから進まなくなる、という事実上の「文鎮化」です。
一方、この症状はアップデートの提供対象が増えるにつれて報告数も増えていいます。
ただ、「爆発的」に報告数が増えているというわけでもなく、全く問題なくアップデートが完了したというユーザーが大半であることも事実です。
そんな中、この一連の不具合の発生条件について一つの有力情報がでてきました。
要は、Android 14アップデート後にこの「Xperiaロゴでのフリーズ」あるいは「文鎮化」をするのは、端末に複数のプロファイル・アカウントを登録して使用しているケース、ということ。
また、別のユーザーの書込みによると、同様の症状はAndroid 14へアップデートをしたOneplusスマートフォンでも発生しているようで、共通点としては、すべて一つの端末に複数アカウント・プロファイルを登録して使用しているという点。
この問題「最近どこかで聞き覚えが…」という方もいるのではないでしょうか?
そう、Android 14アップデート後のPixelスマホでは複数プロファイルを設定していると、ストレージにアクセスできなくなる、という不具合が広範囲に発生し、最近Googleはこれに対する修正アップデートをリリースしたばかり。
一方、XperiaやOneplusでは、Pixelとは少し症状が異なり、ストレージにアクセスできずに起動プロセスが進まなくなり、ロゴ画面などで一種のフリーズ状態となる、ということではないかと推測されます。
つまり、Pixelスマホで発生していた一連のAndroid 14での「複数プロファイル+ストレージアクセス不可」バグはPixelだけでなく、Android 14共通のバグである可能性が高い、ということに。
これ、発生するとかなり深刻な不具合。
1つの端末で複数プロファイルを使用しているユーザーの割合はそれほど高くないと思いますが、もしAndroid 14共通の問題だとすると、今後、他機種でもどんどん被害者が増える可能性も。
OS起因であればGoogleも何らかの形でPixelユーザー以外にも公式なアナウンスをするべきのような気がします。
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