昨日、欧州版の一部のXperia 1 V向けに提供が開始されたAndroid 14アップデート。
このアップデートで潜在的に深刻な問題となる可能性のある、気になる不具合報告が上がっていることが判明しました。
Reddit上に報告されていたもので、Xperia 1 VのAndroid 14へのアップデート中、あるいは直後に端末が自動再起動した際、Xperiaロゴの表示のところで止まってしまい起動プロセスが進まなくなる、という症状。
Reddit上には少なくとも2件の報告が上がっています。
なお、最初のこの問題を報告したユーザーは、SIMカードを取り出して強制再起動をしたところ「アップデートに失敗」とのメッセージが表示。
そのため、SIMカードを抜いた状態で再度アップデートを試みたところ、今度は無事成功。
SIMカードを再び挿しても問題は発生していない模様です。
よって、この不具合はSIMカードを挿した状態でのアップデートが一つの発生条件となっている可能性もありそうです。
ただ、別のユーザーはSIMカードを抜いた状態でアップデートをしても問題が解消せず、結局Xperia Companionを使ってのリカバリをする羽目になったとのこと。
こうなると、これは一種の「文鎮化」なので相当深刻。
ちなみに、例年通りであれば国内キャリア版、SIMフリー版向けのAndroid 14アップデートはまだ少し先になると思います。
が、意外と早めのリリースの可能性もあります。
これ、もし今後報告が増えると、症状としてはかなり深刻な部類にはいる不具合なので、ひょっとするとアップデート提供の一時中断という可能性も。
ただ、ソニー側が不具合を検証して対処するまでに時間がかかる可能性もあります。
よって、もし国内モデルにアップデートが下りてきても少し様子を見た方が良さそうです。
11月8日追記:
Reddit上に同様の症状を訴える別のスレッドが新たに立っていました。
これにより、Xperia 1 VのAndroid 14アップデートで端末が起動しなくなった、という報告は3件目。
また、このユーザーのケースでもSIMを抜いても端末の起動はできず、対処法としては初期化しかない状態の模様です。
11月15日追記:
また新たにロゴ画面での文鎮化報告がReddit上にあがっていました。
まだ「広範囲」というほどではありませんが、確実に症例は増えているという印象です。
コメント
本日、simフリー香港版Xperia1VでAndroid14にアップデートした直後、この不具合に見舞われました。SIMカードを抜き、ボリュームアップボタン+電源ボタンの同時長押しで強制電源オフ(1度目ではなく、2度目のバイブレーションまで待つ!)、再起動に無事成功。simカードを抜いた状態で再度アップデートを実行してなんとかAndroid14へアップデートできました。