来月は祝いで正式発表されることがほぼ確定しているクアルコムの次世代フラッグシップ向けチップセット、Snapdragon 8 Gen 3。
本日、同チップを搭載した未発表のASUS製スマートフォンがGeekbench上で発見されました。
ASUS ROG Phone 8か?
ASUS_AI2401_Aという型番で、これはタイミングからするとASUSの次世代ゲーミングスマホ、ASUS ROG Phone 7のものと思われます。
また、「pineapple」はSnapdragon 8 Gen 3の開発コード名。
前世代チップセットからの性能進化は3〜4割
スコアはシングルコアが2213ポイント、マルチコアが7048ポイントとなっています。
現行のSnapdragon 8 Gen 2搭載機の平均的なスコアが2000/5100前後といったところであることからすると、この次世代チップの前世代からの性能進化はシングルコアで1割程度、マルチコアで3〜4割程度といったところになりそうです。
ちなみに、過去のSnapdragon 8シリーズの世代ごとの平均的なベンチマーク性能進化は2~3割といったいったところなので、これと比べてもGen2→Gen3での進化はなかなかと言えそうです。
Snapdragon 8 Gen 3 For Galaxyよりも優秀?
なお、Snapdragon 8 Gen 3搭載機のベンチマークスコアが発見されたのは今回が初めてではなく、少し前にGalaxy S24 UltraのものがGeekbench上に登場しています。
一方、Galaxy S24シリーズには今年のS23同様にサムスン専用のSD8Gen3「For Galaxy」が搭載されると言われており、実際、レギュラー版とはクロックスピードが異なります。
ご覧のように、プライマリコアと5つのハイパフォーマンスコアのうち、2つのコアのこがクロックアップされているのが分かります。
ただ、実際のベンチマークスコアはというと:
現時点ではレギュラー版のSnapdragon 8 Gen 3の方がサムスン版よりも高スコアとなっており、これは今年のSnapdragon 8 Gen 2 For Galaxyとレギュラー版でも似たような関係になっていました。
よって、来年のGalaxy S24シリーズやZ Flip/Fold6なども、他のSD8Gen3と比べて特別高性能、ということにはならなそうですね。
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