
ソニーがPlayStation 3およびPS Vita向けPlayStation Storeを2027年7月に終了すると発表したことを受け、中古市場でPS3ソフトの価格が早くも上昇し始めています。サービス終了までは約1年残されているものの、一部のタイトルではすでに数倍の価格で取引されるケースも確認されており、市場に変化の兆しが見え始めています。
PS Store終了を前に中古ソフトの需要が拡大
価格上昇の報告が目立っているのは、主に米国の中古ゲーム市場です。
eBayなどのマーケットプレイスでは、PS3用ソフトの相場が上昇傾向にあり、特に生産本数の少ないタイトルや人気作品では値上がりが顕著になっています。
背景にあるのは、2027年7月に予定されているPS3・PS Vita向けPlayStation Storeのサービス終了です。
サービス終了後は、デジタル版ソフトの新規購入ができなくなるため、今後プレイできる手段がパッケージ版に限られるタイトルも増えると見られています。そのため、コレクターやユーザーが早めに物理ソフトを確保しようとする動きが価格を押し上げているようです。
一部タイトルは数倍の価格に
海外メディアによると、すでに一部タイトルでは価格が大幅に上昇しています。
例えば、「Puppeteer」はeBayで200ドル(約3万2,000円)を超える価格で出品されるケースがあり、「Folklore」も100ドル(約1万6,000円)を超える価格で取引される例が確認されています。
なかには、以前の相場と比べて約4倍まで値上がりしたタイトルもあるとされており、サービス終了までまだ時間があることを考えると、異例とも言える動きです。
今後さらに価格が上昇する可能性も
PS3とPS VitaのPlayStation Store終了は、一度は利用者からの反発を受けて延期された経緯がありますが、今回は2027年7月での終了が予定されています。
デジタル版の購入手段が失われることで、流通量が限られるパッケージ版の価値は今後さらに高まる可能性があります。特に販売本数の少ないタイトルや人気作品については、コレクター需要の拡大によって価格上昇が続く可能性もあるでしょう。
一方で、中古市場は需要や供給の変化を受けやすく、現在の高騰が長期間続くとは限りません。今後、新たな供給や市場環境の変化によって相場が落ち着く可能性もあります。
ただ、最近ではソニーが2028年初頭をめどにPlayStation向けゲームディスクの生産を終了する方針を示したこともあり、物理メディアの希少性に対する意識は以前より高まっています。こうした流れも、中古ソフト市場の価格上昇を後押しする要因の一つになっているのかもしれません。

