6月に国内発売されたソニーの最新フラッグシップ、Xperia 1 V。
そして先日リリースされたシャープのAQUOS R8 Pro。
いずれもSnapdragon 8 Gen2搭載で価格も近いということもあって、国内では競合機種同士といった感じです。
そんなXperia 1 VとAQUOS R8 Proですが、両者のベンチマークスコアを比較すると意外な性能差があることが判明しました。
以下はドコモ版のXperia 1 VとAQUOS 8 ProのGeekbenchCPU性能をのCPU性能を測定する「Geekbench 6」の計測結果:
Xperia 1 V SO-51D↓
AQUOS R8 Pro SH-51D↓
CPU性能では若干AQUOS R8 Proの方がスコアが高めですが、全体としては誤差の範囲内といったところ。
しかし、今度はGPU性能のベンチマーク「Geekbench 6 Compute」の計測結果を見てみると:
Xperia 1 V SO-51D↓
AQUOS R8 Pro SH-51D↓
OpenCLの測定結果を比較すると、Xperia 1 Vは7000ポイント台前半なのに対し、AQUOS R8 Proは8000ポイント台後半。
つまり、これらのモデルの間にはグラフィック処理性能において2割前後もの差が生じている、ということになります。
このベンチマーク上の性能差が実使用における体感速度でどの程度の違いを生むのかは未知数です。
ただ、一般的にグラフィック性能の差はリソースを多く使うゲームなどで最も顕著になると言われています。
よって、高負荷のかかるゲームプレイ時などではXperia 1 VよりもAQUOS R8 Proの方がフレーム落ちなどが少なく、動作がスムースという可能性もありそうです。
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