
ソニーが、PS5 Pro向けの新しいアップスケーリング技術PSSR 2の提供を開始しました。対応タイトルは配信初日から12本にのぼり、今後さらに対応ゲームが追加される予定です。従来版から画質が大きく改善されたとする評価も出ており、PS5 Proの性能を引き出す重要な技術として注目されています。
PSSR 2とはどんな技術か
今回登場したPSSR 2は、PlayStation Spectral Super Resolutionの最新バージョンです。これはゲームの内部解像度を比較的低い状態で描画し、その映像をAIなどの処理によって高解像度へ拡大するアップスケーリング技術です。
この仕組みにより、処理負荷を抑えながら高精細な映像表示を実現できるのが特徴です。結果としてフレームレートと画質のバランスを取りやすくなり、特にレイトレーシングなど負荷の高いグラフィック表現を用いたゲームでも安定したパフォーマンスが期待できます。
PC向けではNVIDIA DLSSやAMD FidelityFX Super Resolutionといった技術が広く知られていますが、PSSRはコンソール向けに最適化された独自のアップスケーリング技術です。
PS5 Proで利用可能
PSSR 2は、PlayStation 5 Pro向けの機能として提供されています。PS5 Proに搭載された機械学習アクセラレーションを活用することで、より高品質なアップスケーリング処理を実現するとされています。
従来のPSSR 1では画質面で評価が分かれることもありましたが、今回のバージョンでは大幅な改善が図られているとみられます。
発売時点で12タイトルが対応
PSSR 2は配信開始時点で以下の12タイトルに対応しています。
- Silent Hill 2 Remake
- Silent Hill f
- Dragon Age: The Veilguard
- Monster Hunter Wilds
- Dragon’s Dogma 2
- Crimson Desert
- Rise of the Ronin
- Nioh 3
- Control
- Alan Wake 2
- Senua’s Saga: Hellblade II
- Final Fantasy VII Rebirth
さらに今後数週間のうちに、Assassin’s Creed ShadowsやCyberpunk 2077も対応予定とされています。
専門家は大きな進化と評価
ゲーム技術の分析で知られるDigital Foundryも、PSSR 2の検証を公開しています。
同メディアによると、旧バージョンのPSSR 1は画質面で十分とは言えないケースもあり、状況によってはベースモデルのPS5より見栄えが劣ることもあったとされています。
しかしPSSR 2ではアップスケーリング品質が大きく改善され、パフォーマンスへの影響をほとんど増やさずに画質が向上していると評価されています。アナリストの中には、この進化だけでもPS5 Proの存在価値を説明できるほどだと指摘する声もあります。
今後さらに多くのタイトルが対応することで、PSSR 2がPS5 Proのゲーム体験にどれほど影響を与えるのか、より明確になっていきそうです。

