Pixel 6シリーズ以降のPixelスマートフォンに搭載のGoogleの自社製チップ「Tensor」。
今秋リリースのPixel 8シリーズには3代目のTensor G3が搭載となりますが、これまでのTensorチップセットはすべてファウンドリはサムスンで、設計自体も両社が共同で行っていると言われています。
そのため、厳密にはこれまでのTensorチップは純Google製とは言えないという指摘もあります。
しかし今回、2025年にはこのPixel向けのチップセットがPixel向けに完全カスタム化されたチップセットとなるという新情報がでてきました。
9TO5Googleが伝えたもので、Googleは当初、2024年にPixel向けに初のフルカスタマイズチップ”Redondo”を発表する予定だったものの、昨年の試作期限に間に合わず、TSMCへの引き渡しは今年初め に行われたとのこ。
その結果、”Redondo”は2024年までの量産には間に合わず、このチップセットは次世代に先駆けてテストチップとして使用されているとのことです。
一方、もう一つの”Laguna”は、2025年をターゲットにしており、Tensor G5としてブランド化される可能性が高いとのことで、Tensor G5はTSMCの3ナノメートル製造プロセスと、薄型化と電力効率向上のためのIntegrated Fan-Outをベースにするようです。
ちなみに、今年のPixel 8シリーズに搭載されるチップセットがTensor G3なので、順当にいけばTensor G5はPixel 10シリーズに搭載、ということに。
まだかなり先の話ではありますが、この2025年に登場すると言われているTensor G5はファウンドリがTSMCとなるものの、設計自体は100%Google、ということになり、ここでようやく本当の意味での「Google自社製チップ」がPixelに初搭載となる、ということになります。
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