先日ソニーが発表した2023年Xperiaラインナップ第一弾、Xperia 1 VとXperia 10 V。
Xperia 1 Vに関しては、チップセットのアップグレードとメインカメラセンサーの一新など、地味ながら「進化」が期待できそうな機種となっていますが、ミッドレンジのXperia 10 Vに関してはまさかのチップセットがSD695で据置き。
台数的には2023年Xperiaの「主力機種」となることが期待されていただけに、これについては落胆の声も少なくありません。
しかし今回、このXperia 10 Vには8GB RAMモデルが存在(国内版は6GBですが)。さらに香港版においては前モデルから価格が下がっていることが明らかになりました。
香港版のXperia 10 IVは間違いなく8GB RAM搭載。
そしてXperia 10 IVとの価格を比較すると:
メモリがアップグレードされているにも関わらず、Xperia 10 Vの価格は前モデルの10 IVよりも約9%安くなっています。
なお、メモリサイズは据え置きですが、先日、欧州版や英国版のXperia 10 Vも前モデルから値下げされているとお伝えしました。
楽天モバイル版Xperia 10 Vの価格はちょっと異常かも
一方、国内向けモデルで唯一価格が判明している楽天モバイル版のXperia 10 Vの価格は:
なんと72,800円!
同キャリアの昨年のXperia 10 IV発売時価格は59,800円だったので、なんと13,000円、約22%もの価格アップということになります。
また、これはすでに価格の判明しているau版のXperia 1 IV→1 V以上の価格引き上げ率を上回っています。
海外ではXperia 10 Vのメモリアップグレード版が前モデルから値下げなのに、国内ではメモリ据え置き版なのに価格が2割以上アップ。
これはどう考えても異常なような気がします。
ちなみに過去のパターンからすると、楽天モバイル版のXperiaは他キャリアの同一機種よりも価格が抑えめ。
となると、ドコモ、au、ソフトバンクのXperia 10 Vの価格は良くて楽天モバイル版と同じくらい、どちらかというとこれよりも高くなる可能性すらあります。
これ、発売日までに価格改定でもしない限り、かなり売り上げを伸ばすのは難しいのではないでしょうか。
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