2021年のSIMフリースマホの台風の目といっても過言ではないシャオミの最新ミッドレンジスマホ、Xiaomi Mi 11 Lite 5G。
週間売上ランキングでもiPhoneを抑えトップを獲得。
大幅な割引のあるMVNOでは在庫切れが相次いでおり、入手困難な状況となっています。
Xiaomi MI 11 Liteの苦手は「ゲーム」
一方、価格的にもスペック(ミッドレンジとしては)的にも「死角なし」に見えるこのXiaomi Mi 11 Lite 5Gですが、最近非常に目立つのがゲームがまともにプレイできない、という不満の声。
Twitterを中心にかなりの数の報告が上がっており、例えば以下のゲーム:
デレステ
プロセカ
ツムツム
原神
FGO
パズドラ
モンスト
基本的には「音ゲー」での報告が多いですが、それ以外でも、カクつき、フリーズ、遅延、音ズレが発生したりとまともにプレイできないようです。
また、アプリによっては設定で比較的スムーズに動くようになるものあるようですが、それでも完ぺきではない模様。
確かにミッドレンジモデルはハイエンドと比べると処理能力が劣るので高負荷のゲームが苦手、というのはあります。
ただ、Xiaomi Mi 11 Lite 5Gはミッドレンジとは言ってもSnapdragon 780を搭載し、SD700番台では最高性能。
SD780以下の性能のモデルでも問題なくゲームができている機種も多数あるので、これはチップセットの問題ではなさそうです。
一方、このXiaomi Mi 11 Lite 5Gは海外で数か月早くリリースされているのにもかかわらず、国内のような不満の声はほぼ皆無。
これについて不思議に思っていたところ、これはXiaomi製スマートフォン向けの独自ファームウェア、MIUIに問題がある可能性が高い、という事が判明しました。
原因は古めのファームウェア、MIUI 12.1
国内版Xiaomi Mi 11 Lite 5GにはMIUI 12.0.1が搭載されていますが、どうやらこのバージョンのMIUIだと複数のゲームプレイで支障がでるようです。
一方、海外版のMi 11 Lite 5Gはリリース時にすでにMIUI 12.5が搭載されているため、国内版のような問題が発生しない、ということのようです。
実際、国内では海外版でMIUI 12.5を搭載している国内ユーザーからも、国内版のようなゲームプレイ時の問題は発生していないという報告が上がっています。
また、これと同じバージョンを以前搭載していたRedmi Note 10 Proでは最新のMIUI 12.5へのアップデート後に同様の問題が解消したとのこと。
つまり、この国内版Xiaomi Mi 11 Lite 5GもMIUI 12.5へアップデートが提供されれば一連のゲームプレイ問題が解消する可能性が極めて高い、ということになります。
もしこのアップデートでこの「ゲーム問題」が解消すれば名実ともに「死角なし」ミッドレンジモデルとなりそうです。
コメント
逆に、なぜ国内版はOSのバージョンを下げた状態で出荷しているのか?
そこが問題。
Redmi 9tも12.01ですが他にもあるのだろうか
ともかく迅速にアップデートしてほしいですね
12.5でも少しマシ程度にしか言われてないから、見当違いですかね。CPUとかGPUなどのドライバーとかの問題かなと。インドではMi11liteのCPU載せ替え版でますから